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Channel: 今日もなんだかちょっとピンぼけ
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MINOLTA MC ROKKOR-PF 1:1.7 f=50mm (4)

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 SONY α7に MINOLTA MC ROKKOR-PF 1:1.7 f=50mm を取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。マクロレンズではないのでこの程度寄れれば十分でしょう。後継のレンズがもう少し寄れるようになっているので、これでは足りないと考えた人もいたのかも知れませんけれど。基本性能は同時代の他社製品に合わせるものなので、どこかの会社が45cmにしたのかも知れません。良く見ると微妙なフレアーや収差が出ていますが、味として考えるしかないですね。


MINOLTA MC ROKKOR-PF 1:1.7 f=50mm (5)

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 SONY α7に MINOLTA MC ROKKOR-PF 1:1.7 f=50mm を取り付けて開放から一段と一寸下のF2.8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。一寸絞るだけで画質は改善されますが、55mmほどシャキッとしない感じです。僅かに収差等も残っていて白の輪郭に多少色が付いたりしますがA3程度に伸ばしても実用上は問題無いと思います。

MINOLTA MC ROKKOR-PF 1:1.7 f=50mm (6)

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 SONY α7に MINOLTA MC ROKKOR-PF 1:1.7 f=50mm を取り付けてF8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。この程度の焦点距離のレンズではF8まで絞れば大抵のレンズは安心して使えますね。F8まで絞り込んで使えない様なレンズはダメレンズです。若しくは味として許すしかないですね。ただし、ピント面がOKでも前後のボケはまた別の話なのでその辺りのバランスを考えて絞り値を決めてやると良いと思います。特にミラーレスの場合は、ファインダーや背面液晶に表示される画像が開放状態か実絞りの状態なのかを選択できるので、一眼レフに比べて有利だと思います。

Bm 1:2.8 f=80 Jena

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 今日掲載のレンズは Bm 1:2.8 f=80 Jena です。整備済み品を手に入れたので、鏡筒等も磨き上げられていて非常に綺麗な個体です。

 プリセットの手動絞りで、あらかじめボディー側の薄いリングで絞り値を決めておいて撮影時にはレンズ先端側のリングでその値まで絞り込みます。

 最短撮影距離も0.8mとこの時代のレンズにしてはまずまずだと思います。

 レンズ名のBmはBiometarの略だと思います。カールツァイス社が第二次世界大戦後東西に分割されてしまったためにビオメターやカールツァイスの名前が使えなかったんでしょう、多分。Carl Zeiss Jena Biometar 2.8/80 でご紹介したレンズと並べてみました。絞り羽の枚数が12枚と8枚の違いがありますね。ゼブラも格好良いですが、この銀色の鏡筒もかなりいけます。

Bm 1:2.8 f=80 Jena (1)

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 SONY α7に Bm 1:2.8 f=80 Jena を取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。2L版程度では気にはなりませんが、A3等に伸ばしてやると古レンズ独特の甘く柔らかい描写が気になります。それが好きで使っているんですけれどね。最近のカールツァイスのレンズは開放からバキバキに確りと写る様子なので、そういう描写が好きな人はこう言うレンズには始めから興味を持たないでしょうけれど。

Bm 1:2.8 f=80 Jena (2)

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 SONY α7に Bm 1:2.8 f=80 Jena を取り付けて開放から一段下のF4まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。プリセットのリングにはクリック感がありますが、絞りリングにはありません。効率よくテスト撮影するためにプリセットリングの位置をF8にしてF4での撮影の時は絞りリングで絞り込む位置を決めたので多少はずれているかも知れません。でも、絞りリングの回転角度が大きいのでそれほど大きな誤差は無いと思います。一段絞り込むだけで非常にすっきりした描写になりますね。大きな回転角を利用して開放からF4までの間の画質の変化を楽しむ様な撮影が面白いのではないかと感じました。

Bm 1:2.8 f=80 Jena (3)

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 SONY α7に Bm 1:2.8 f=80 Jena を取り付けてF8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。安定のF8ですので、普通に良く写りますね。一般的な使い方では問題はありませんが、レンズの特徴も出ないので、その分面白みもありません。もちろん被写体に魅力があれば良いのですが。

Bm 1:2.8 f=80 Jena (4)

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 SONY α7に Bm 1:2.8 f=80 Jena を取り付けてF8まで絞り込んで特徴が出るような撮影をした結果です。開放から徐々に絞り込んでいっても12枚の絞り羽のおかげで絞りの形は真円のままです。ですので、綺麗な玉ボケが得られますし、F8なら全画面で殆ど口径蝕の影響も受けません。最新のレンズでは八枚や九枚の絞り羽でもかなり真円に近い絞りの形になりますが、このレンズほどには綺麗な玉ボケにはなりません。二枚目はゴーストの様子です。開放から殆ど変らず、絞り込んでいくにしたがってコントラストが増してゆきます。
 自分の場合、古レンズだとピントバッチシの写真以外にもこういう情報も欲しいかなあと思います。ゴースト等は全く逆の意味になりますが、同様の情報が最新レンズでも欲しいですね。


Bm 1:2.8 f=80 Jena (5)

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 SONY α7に Bm 1:2.8 f=80 Jena を取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。最短撮影距離は約80Cmと普通なんですが、欲を言えば自分の使い方ではもう少し寄れると便利に使えるので一寸残念です。前後のボケともに悪くは無いとは思いますが、背景によっては多少ざわついた感じになってしまいますね。

Bm 1:2.8 f=80 Jena (6)

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 SONY α7に Bm 1:2.8 f=80 Jena を取り付けて開放から一段下のF4まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。解像感やコントラストもあがり確りした描写になります。でも、この絞り値ではまだ背景のボケ具合には注意をしてやった方が良さそうですね。

Bm 1:2.8 f=80 Jena (7)

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 SONY α7に Bm 1:2.8 f=80 Jena を取り付けてF8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。古レンズとは言え特に光学系に問題を持っている訳でもないので確りと絞り込んでやれば全く問題無い写りになります。古レンズを手に入れる時には、このレンズの様に可能な限り状態の良い物、整備が確りとされている物が基本ですね。その分お値段もお高くなってしまうのですが。このレンズは自分にとっては常用レンズにしても良い位の性能と特性なので、また手放せないレンズが一本増えてしまいました。

smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm

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  今日掲載のsmc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm です。ペンタックスのソフトフォーカスレンズは過去に smc PENTAX-FA SOFT 1:2.8 85mm や これも絶版レンズです 、 レンズの機能を使いきるには でご紹介していますがいずれも135フィルム(35mmフィルムの方が分かりやすいですかね。デジタル時代の今だとフルサイズですね。)対応のレンズです。今回ご紹介するレンズはペンタックスの6x7判用のカメラ、通称バケペン用のレンズです。このレンズを使用するカメラの方は確か三世代あって、時代によって呼び名が多少違っていと思いました。67だったり6x7だったり等ですが。レンズの方もピントリングの模様や焦点距離等が時代によって変わっていたりします。でも、このレンズに関してはこの一世代しか無いと思いました。

 

 ペンタックスのソフトフォーカスレンズのデザインはどれも良く似ていますね。絞りリングにソフト具合がグラフィックで表示されています。F8以上に絞るとほぼ通常の描写になります。

 距離目盛や最短撮影距離等も表示されていないシンプルな外観です。三本の線が見えますが、何のためなのでしょうか。ソフトフォーカスでの作品と言えば真っ先に頭に浮かぶのは昭和の巨匠故秋山庄太郎氏ですが、彼もこのレンズを愛用されたそうです。確か67判でも使っていたと思いますが、135フィルム系のボディーの場合はx1.4のコンバータを付けて使っていたそうです。67判でもリアのコンバータを装着して使っていたんでしょうか。smc PENTAX-FA SOFT 1:2.8 85mm (3) でもご紹介しましたが、氏の場合は既存のソフトフォーカスレンズの周辺画質が気に入らなかったみたいですね。

smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm (1)

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 SONY α99に smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm を取り付けて開放F3.5、F4、F5.6、F8の順に撮影した結果です。F8以上で通常の描写と書きましたが、この程度のサイズでは問題ありませんがA3等大きく伸ばすとF8まで絞り込んでもソフトフォーカスの影響が残っていることがわかります。ですので、最終的な作品のサイズに合わせて絞り値を考えた方がよさそうです。これは他の一般的なレンズでも多かれ少なかれ言えるとこですが、特に変わった描写をするレンズでは撮影時に気を使った方が後で良い結果に繋がると思います。

smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm (2)

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 SONY α99に smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm を取り付けて開放F3.5、F4、F5.6、F8の順に撮影した結果です。最近はこういった被写体だとF5.6位まで絞り込んだ時の描写が気にいっています。もちろん最終的にどのサイズに仕上げるかにもよりますが。

smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm (3)

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 SONY α99に smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm を取り付けて開放F3.5、F4、F5.6、F8の順に撮影した結果です。F8まで絞り込んでも微妙に残っている滲んだような感じも気に入っています。A3位まで伸ばしてやらないとはっきりとは分からないんですが。


smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm (4)

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 SONY α99に smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm を取り付けて開放F3.5、F4、F5.6、F8の順に撮影した結果です。ソフトフォーカス効果はデジタルの時代になってからはカメラの設定や撮影後の処理で簡単に使うことが出来る様になりましたが、そういった手法だとなんとなく不自然な感じが残ってしまいます。デジタル処理では専用レンズによるソフトフォーカスの味を完全に再現す事はまだまだ難しいですね。

smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm (5)

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 SONY α99に smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm を取り付けて最近接で開放F3.5、F4、F5.6、F8の順に撮影した結果です。この絵柄だとF4と5.6の間位が丁度良いボケ具合でしょうか。背景のボケにも気を配って最適なF値を決めたいですね。

smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm (6)

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 SONY α99に smc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm を取り付けて最近接で開放F3.5、F4、F5.6、F8の順に撮影した結果です。昨日の様な背景では二線ボケの様な感じになってしまいましたが、今日の様な背景だと特に問題は無さそうです。背景までの距離や大きさ、形、絞り値等の条件でボケがうまく崩れてくれたり見苦しくなったりします。特にシンプルなレンズ構成のソフトフォーカスレンズの場合は実絞りで確りと確認して撮影したいですね。

MINOLTA AF MACRI 50mm 1:2.8 D

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 今日掲載のレンズは MINOLTA AF MACRI 50mm 1:2.8 D です。以前 MINOLTA AF MACRO 50mm 1:3.5(32) や このレンズも賑やかに 等でこのレンズの親戚をご紹介しています。ちなみに MINOLTA MD MACRO 50mm 1:3.5 はレンズには書かれていませんがNEWタイプのマニュアルフォーカスのレンズでの最終型になります。このレンズのひとつ前のNEWでは無い方は外観は殆ど同じですが倍率のメモリ等がオレンジ色になっています。

 オートフォーカスの50mm F2.8マクロレンズとしては四世代ある中で三世代目、ミノルタブランドでの最終型です。四世代目のソニーブランドの物は外観を多少変えただけで基本的にはこのレンズと全く同じ物だと言う事です。

 この第三世代がF3.5やそれと同じデザインの第二世代、それ以前の第一世代と根本的に違う事はクラッチがありピントリングがダイレクトにはフォーカスの駆動をしていないと言う事です。そのためにオートフォーカス時にピントリングが回転してしまう事はありません。このレンズ以前のレンズではオートフォーカス時にピントリングが回転してしまい、特にプラスチックのギザギザなローレットがある第一世代ではそのローレットの回転で怪我をしたと言うような事もあったそうです。たぶん一寸誇張された表現なんでしょうが、オートフォーカスで使う分にはピントリングが回転してしまうのは使い勝手が良くはなかったんでしょうね。ただし、マクロレンズの場合マクロ域ではマニュアルフォーカスで使う場合の方が多いので、ピントリングでダイレクトにピント調整が出来る第一、第二世代が好まれている様子です。第三、第四世代のほうはクラッチがあるためにフォーカスの調整時に間にクッショウンでも入っている様な感じになってしまってダイレクト感が無く、それが原因で世代的には新しいのに人気がなかったりもする様子です。でも、フォーカスリングの幅は第三、四世代の方が広くて操作自体はやり易いのですが。私の場合は、マクロ域ではマニュアルフォーカスにして、体の前後で最終的なピントの調整をするのでどの世代のレンズでも問題はありません。

 側面にはフォーカス範囲の切り替えスイッチやフォーカスホールドボタンがあります。新世代のレンズですね。このレンズもご縁があって暫く我が家に滞在する事になったのでテスト撮影をしてみました。

MINOLTA AF MACRO 50mm 1:2.8 D (1)

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 SONY α99に MINOLTA AF MACRO 50mm 1:2.8 D を取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。近代のマクロレンズはマクロ域以外でも必要にして十分な描写性能を持っていますね。一般的な標準レンズと比べて開放F値2.8と多少暗めなのも幸いしてか、開放から十分に使える性能があると思います。だたし、ハイライトの周辺にはパープルフリンジが出てしまうので大きく伸ばすと目立ってしまう場合もあると思います。

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