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Channel: 今日もなんだかちょっとピンぼけ
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CANON LENS FD 100mm 1:2.8

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 今日掲載のレンズ、Canon FTに取り付けられているのはCANON LENS FD 100mm 1:2.8です。レンズに書かれている表記をそのまま使っていますが、正確にはNew FDと言うボディーへの取り付け方法が変更され良い意味で簡略化されたタイプに分類されるレンズです。Canonは何故New FDと言う表記にせずにFDのままにしたのでしょうね。
 手持ちのレンズは前玉の裏側周辺部にかなりの汚れの様な物が見えます。写真では分かり難いですね。たぶんF8程度まで絞らないと影響が有りそうに感じてしまいます。このレンズの構成を調べて見ると前玉は張り合わせではないのでバルキレでは無さそうですね。僅かに絞りにオイルが浮いてきていますので、それが原因かも知れません。写真には写っていませんが専用のフードが付属しています。

 

 基本的にこのレンズの画角が一番好きな画角なんです。この画角を中心に50mm〜200mm程度が自分には扱い易い焦点距離ですね。広角レンズを使うと色々と写り込んでしまって整理が出来ません。単に下手なだけですが、どうせなら得意な画角で撮影したいと思っています。今まで色々なレンズをご紹介してはいますが、広角レンズは現在単焦点が二本、ズームレンズが一本残っているだけです。もちろん標準ズームや高倍率ズーム等の広角側は除いてですけれど。


CANON LENS FD 100mm 1:2.8 (1)

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 α7にCANON LENS FD 100mm 1:2.8を取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。このレンズ、他のキヤノンのNew FDレンズと比べるとまるでソフトフォーカスレンズの様だ、と言う様な人もいる様子ですが、この描写がソフトフォーカスなら私の持っている他のレンズはいったいなんだろうかと思ってしまいます。その位開放から十分な解像感と色のりがあってレンズ性能としては素晴らしいと思います。他のレンズはきっともっと凄いのでしょうね。
 順光だとレンズの汚れの影響は全く感じられないのですが逆光に弱いのは本当は影響が出ているのかも知れません。専用のフードが付属していて十分な大きさが有るんですが、逆光の場合は別途確りとハレキリが必要に成ります。

CANON LENS FD 100mm 1:2.8 (2)

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 α7にCANON LENS FD 100mm 1:2.8を取り付けてF8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。絞り込むと被写界深度が深くなりますが、開放から十分な解像感もコントラストもあるので絞りの効果は被写界深度の調整だけと言った感じです。絞りによる画質の変化を楽しむ古レンズと言うよりは開放から安定した画質の近代のレンズと言う事だと思います。FDマウント系のレンズは以前はデジタルでの利用が殆ど出来なかったのであまり人気が無く安価でした。最近ではアダプターで簡単に利用出来るのですが、この高性能さにまだあまり気が付いている人が少ない様子で、それ程値段も上がっていません。コンタックスG用のレンズ等は最近は非常に高価になって仕舞いましたので、FD系のレンズを手に入れるのは今の内だと思います。

CANON LENS FD 100mm 1:2.8 (3)

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 α7にCANON LENS FD 100mm 1:2.8 を取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。解像感、コントラスト、色のりも良くて最近接でも安心してつかえますね。ボケの崩れ方も嫌みが有りません。レンズ単体で1m弱まで寄れかすから便利に使えそうです。
 昨日FD系のレンズは安くておすすめと書いたのですが、そう良い事ばかりでもありません。お安いとは言ってもそれなりの値段を出して問題の無いレンズを購入すれば良いのですが、私の様に多少難ありでも出来るだけ安い物を手に入れて自分で何とかしようとすると色々と難問が待っています。まず、レンズマウントの形が他のマウントに比べて非常に複雑です。ですからマウント側から分解しようとすると可也のテクニックが必要に成ります。また、レンズ先端側からアプローチを試みても、固着している事が多くて簡単には手が出ません。そんな訳で、今のところキャノンのFD系レンズの修理は四戦ゼロ勝で一度も成功したことがないんです。ですから、最近は必ず状態の良い物を探して購入する事にしています。

CANON LENS FD 100mm 1:2.8 (4)

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 α7にCANON LENS FD 100mm 1:2.8を取り付けてF8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。破たんの無い優等生のレンズだと思います。問題が無さ過ぎてつまらない位ですね。安いアダプターと状態の良いレンズでも福沢さんは出てゆきますが代わりに野口さんが数人で戻ってきます。マニュアルフォーカスが面倒に感じない人で中望遠が好きな人ならFEレンズの選択肢がほとんど無い今、丁度良い選択だと思います。
 描写力があるレンズでコストパフォーマンスの良いレンズなんですが、なにか物足りないのは古レンズの一寸変わった癖のある味が好きだからなんでしょうか。それでもこのレンズ、キレの良さが気に入りましたのでこのまま自分で使おうと思います。自分で使う分には多少恰好悪くなっても構わないので、固着している部分を何とか加工して曇、汚れの修理に挑戦するつもりです。

寒くなってくるとこの時期特有のトラブルが

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 今日掲載のレンズはCarl Zeiss Jena Biometar 2.8/80(上、Nikon FEに取り付けられている)、Carl Zeiss Jena Biometar 2.8/120(下左)、MC BIOMETAR 2.8/120 CARL ZEISS JENA DDR(下右)の三本、我が家の困ったチャン三兄弟です。描写に付いてはまだどのレンズもご紹介していません。ペンタコン6系のマウントを持った中判用のレンズです。ハッセル系のCarl Ziessレンズが見事な正五角形の絞りの形をしていますのでもう少し絞りの形の綺麗なCarl Ziessのレンズが欲しいと思って手に入れた物です。
 この時期は温度が下がるためにグリスに関係したトラブルが起こり易くなります。特にCarl Zeiss Jenaのレンズはこのグリス関係のトラブルが多いのですが、その中でもペンタコン6系のレンズは群を抜いて多いと言う事です。もちろん三本とも購入時には問題無い物を選んでいますし、手元に届いた時には動作確認をして全く問題有りませんでした。でも、温かい時には問題なかったレンズが寒くなってからは120mmの二本が共に漏れたヘリコイドグリスが絞り羽にまわってしまって固着してしまいました。80mmの方はヘリコイドグリスが古くなったのかヘリコイド自体が固着して動かなくなってしまいました。幸いなことに三本ともそれ複雑な構造はしていないので、分解して掃除をしてやれば簡単に元にもどります。本来ならば絞り羽は完全に分解して洗浄してやれば良いのですが、取り敢えず絞り羽が露出するところまで分解してグリスをふき取っただけで使える様になりました。しかし、一か月も放置して置いたら一本は又元に戻って固着してしまいました。このレンズはしばらく使わなかった場合は、使う前には必ず掃除をすると言う人もいる位絞り関係のトラブルを起こす様子です。また、時間をみて分解掃除をしないといけないですね。80mmのヘリコイドの方は完全に分解してグリスを新しい物に交換したので取り敢えず今のところは問題は無さそうです。
 他の手持ちのJenaのレンズでも絞りにヘリコイドグリスが回っていたりグリスが不均一になっていて回転トルクが変動したりと色々と問題が出ていますし、他の人の物を見てみても色々とグリス関係のトラブルが起きている様子です。

 Jenaのレンズに限らず古レンズではこのグリスに関連したトラブルは結構多いので購入する時は出来れば整備されている物を購入した方が良いと思います。でも、確りと整備されているレンズはやはりそれなりのお値段になっては仕舞うんですが。

Soligor 1:2.8 f=105mm

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 今日掲載のレンズ、Pentax SVに取り付けられているのは Soligor 1:2.8 f=105mm です。以前ソリゴールの105mmは SOLIGOR TELE AUTO 1:2.8 f=105mm や またまた、騙されちゃいました。 でご紹介していますが、デザインや機能から考えて丁度この二本の間位の時期のレンズだと思います。

 

 300mmや400mm等も過去にはご紹介していますが、135mmはAUTOと プリセット絞りよりも不便な プリセット絞りのレンズを お手ごろ価格の 、ほかにも200mmのAUTOを SOLIGOR TELE-AUTO 1:3.5 f=200mm ご紹介しています。どうもSoligorの描写、特に望遠系が好きな様子です。

Soligor 1:2.8 f=105mm (1)

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 Nikon D3にSoligor 1:2.8 f=105mmを取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。このサイズだとギリギリ分かるか分からないかですが、甘いと言うか柔らかいと言うか、独特な描写が気に入っています。でも前回ご紹介したNew FD 100mmがソフトフォーカスに見えると言う人がこのレンズの描写を見たらなんと表現するのでしょうか。たぶん卒倒してしまうか、窓から放り投げるかも知れませんね。このレンズの開放での特徴がある描写を生かすためにはA4、出来ればA3程度の大きさで仕上げたいと思います。


Soligor 1:2.8 f=105mm (2)

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 Nikon D3にSoligor 1:2.8 f=105mmを取り付けてF8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。絞り込むと解像感もコントラスト上がって普通のレンズになります。絞りで絵作りを調整出来る古いタイプのレンズですね。好き嫌いが大きく出るレンズだと思います。今までテストしてきたソリゴールのレンズは時代によって多少の違いはあるものの、多かれ少なかれこういった傾向が有ります。私の場合はこの変化が大きく出る古い時代のレンズの方が好みです。

Soligor 1:2.8 f=105mm (3)

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 Nikon D3に Soligor 1:2.8 f=105mm を取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。本来の柔らかい描写は近接になれば更に増してきます。ただし、背景によってはボケの崩れ方が煩わしくなるので注意が必要ですね。レンズ単体では1.2mまでしか寄れません。最近の同じような性能のレンズでは0.9mまで等最近接距離が1mを切っている事が多いのでその点では一寸使い辛いと思います。私の場合は、普段この焦点距離とF値が必要な場合はマクロレンズを持ち出している事が多いので余計に不便だと感じてしまいます。

Soligor 1:2.8 f=105mm (4)

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 Nikon D3に Soligor 1:2.8 f=105mm を取り付けてF8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。絞り込めば解像感も上がったりボケがザワ付くのも落ち着いたりして良い感じにはなります。しかし、それでは普通のレンズの描写に成ってしまいますからこのわざわざレンズで撮影する意味も無くなってしまいますね。あくまでも開放での独特な描写を楽しむレンズですので好き嫌いがハッキリと出るレンズだと思います。もちろん私のとっては大好きなレンズなんですけれど。

恐るべしコンビコピー機

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 そもそもの事の始まりは知人がA3対応のスキャナーが欲しいと言い出した事でした。その時はパソコンに接続できるA3のスキャナーを購入して一見落着しました。他の方法も色々と検討はしたんですが、そのなかでもコンビニのコピー機でA3のコピーが出来ると聞いて、原理的には最近のデジタル対応コピー機はスキャナーを内蔵してるんだしコンビニでスキャンが出来るかどか確認したらどうだろうかとアイデアだけは出したんですが、自分の家で好きな時に出来る方が便利だと言う事だったのでアイデアだけで実際には調べもしませんでした。
 それから約半年が経ってふとそのことを思い出して調べてみたら現在のコンビニコピー機が結構凄い事になっている事が分かりました。
 コピー機と一口に言ってもコピーだけでは無くて、実は色々と便利な機能が有るんですが、それについては最後に書いてあるURLをじっくりみていただくとして、今回は写真に関係した事だけを。

1)スキャナー機能
 親になると子供の描いたお絵かき等を残しておきたいと思いますが、実際には結構大変な量になって仕舞います。そこでデジタルカメラなどを使ってデジタルデータとして残しておこうとと考える人もいます。でも、デジカメでは照明等の関係で綺麗に残すのは結構大変なんですね。そこでスキャナーを使ってスキャンしてデジタルデータとして保存しておこうと言う家庭も増えてきました。そこで問題に成ってくるのは用紙サイズなんです。最近は学校でもA4の用紙を使う事も増えてきましたが、未だにB4、特にお絵かき等だとA4より大きなこのサイズを使う事が多いですね。パソコン用のプリンターとしてコピーやスキャン機能のついている複合機を持っている家庭も多いですが、一般的な複合機だとA4サイズでしかスキャン出来ないんです。そこで最近ではA4サイズで二回に分けてスキャンしてそれをパノラマソフトで繋げるなんて言う裏ワザ的なソフトを添付している複合機も有る様子です。でも、コンビニコピー機を使うとA3サイズまで一回でスキャン出来て仕舞うんです。金額的にもヨドバシだとA3サイズのスキャナーが3万円程度、コンビニコピー機だと一回30円、自分で購入す場合は1000枚以上はやらないと元が取れない計算になりますし、当然A3サイズ以上の大きさが有りますからそれなりの保管場所も必要になります。そういう意味ではこのA3スキャン機能、案外便利に使えそうですね。
*実際に画像をスキャンしてPC用のスキャナーと比較した訳ではありませんので、使う前には事前にテストをしてください。

2)印刷機能
 今まで数台のA3ノビ対応のインクジェットプリンター使ってきました。最新のエプソンPX-5Vで単純に現時点で(A3換算で100枚程度の印刷)のA3一枚当たりのコストを計算するとインク代が約600円それに更に用紙代が+100〜200円、プリンターの償却を考えると更に約+600円で合計が1500円弱と言ったところでしょうか。今までエプソンのA3ノビプリンターを数世代使ってきましたがこの100枚当たりで寿命と言うか故障が起きたり性能が極端に低下したりして買い換えますので自前のA3ノビプリンターを使った時の1枚当たりのコストは1500円弱と考えて間違いないと思います。ヨドバシのプリントサービスを使うと確かA3の一番安いプリントで1300円程度になります。A4だと472円ですが時々3枚で1000円とかのセールも有ります。
 ここでコンビニコピー機を使うとA3が80円、A4が120円に成ります。A4の方が高いのは写真対応の一寸厚手の光沢紙を使っているからです。A3の方は上質紙と言った感じの紙質です。圧倒的なコストパフォーマンスの良さですね。これなら自分でプリンターを持たないでコンビニプリントで済ませた方が、と思うのですが、そこはそんなに良い話ばかりではありません。基本はコピー機ですので、三原色+黒の四種類のトナーでの色表現の限界と、写真用の厚手の光沢紙や上質紙と言ってもそれ程上質な紙ではありませんので画質には限界があります。写真用のプリンター用紙に顔料プリンターで印刷した画質やお店での銀塩処理のプリントの画質と比べて仕舞うとやっぱりガッカリの画質になって仕舞います。

 私はA3スキャナーを持っていないので画質の確認も兼ねてそのうちスキャナー機能は一度利用して見ようと思っています。また、画質に関しては問題は有りますが、この圧倒的な印刷コストの差はすごいですね。まだ具体的な利用方法は思い浮かばないのですが丁度A3ノビプリンターも買い換えの時期にきているのでこのコスト差を生かした利用ができそうだと考えています。

 

コンビニコピー機の便利な機能

http://www.sej.co.jp/services/multicopy.html

TOKYO KOGAKU UV TOPCOR 1:4 f=200mm

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 今日掲載のレンズ、Pentax SV に取り付けられているのは TOKYO KOGAKU UV TOPCOR 1:4 f=200mmです。大きな前玉のレンズです。以前紹介した旧形の135mm 正式なご挨拶 も大きな前玉をしています。写真で見たり遠目でみるとかなり恰好良いレンズですね。

  この角度から見ても格好良いレンズなんですが、近くによって見ると根元の銀色の部分が実際はペラペラの金属なんで一寸安っぽい感じがしてします。UV系のレンズはこの部分さえもう少し何とかすれば結構高級感が出るのですが残念です。ピントリングがマウント近くにあって操作がし易すそうに見えるんですが、実用上は問題も有るのでそのあたりについては後程。

 組み込み式のフードを伸ばすと更に恰好よく見えます。組み込み式のフードは大抵の場合短くて使い物にならない事が多いんです。ですからフードが組み込まれていても私の場合は外付のフードを使う事になりますが、このレンズの場合大きくて長いので十分実用になります。 

TOKYO KOGAKU UV TOPCOR 1:4 f=200mm (1)

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 α99にTOKYO KOGAKU UV TOPCOR 1:4 f=200mmを取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。開放では一寸甘い感じもしますがA4程度なら十分な画質でしょうか。一枚目、曇気味の空で多少逆光気味ではあるんですが、大きなフードが付いている割に影響が出ています。パーブルフリンジが出てしまいますので開放で使うのは本来ピント合わせか暗い時用で、確りしたハレキリと可能なら少しでも絞って使ってやる方が良い結果が出ると思います。

TOKYO KOGAKU UV TOPCOR 1:4 f=200mm (2)

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 α99にTOKYO KOGAKU UV TOPCOR 1:4 f=200mmを取り付けてF8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。絞り込むと逆光の影響も大分軽くなり、解像感もコントラスト上がって良い感じになります。ただし一枚目に出ている様に条件によってはフリンジは完全には消えない様子です。


TOKYO KOGAKU UV TOPCOR 1:4 f=200mm (3)

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 α99にTOKYO KOGAKU UV TOPCOR 1:4 f=200mmを取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。最近接が6mと割と長いのであまり寄れません。口径蝕の影響でしょうかボケも注意していないと汚くなります。実際の撮影に関してはピンンリングの位置に問題があって、ボディーの近くにあるのは見た目の恰好が良いし操作性も良いのですが、実際にこれだけ長く大きなレンズだと安定させる事が難しく、このままの状態だとブレない様に撮影するのが難しいと思います。小柄で手の小さい私ですと、ピントを合わせてから左手の位置を前に移動して支えてから撮影しないと可也の確率でブレた写真になって仕舞います。見た目の恰好良さ、操作性と安定性の三つのバランスを取るのは難しいんですね。

TOKYO KOGAKU UV TOPCOR 1:4 f=200mm (4)

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 α99にTOKYO KOGAKU UV TOPCOR 1:4 f=200mmを取り付けてF8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。きたなかったボケも形がハッキリすることで多少はみられる様になりました。UVトプコールのシリーズはキレも色のりも良く値段も安いのでお勧めなんですがアダプターが手に入らないのが難点ですね。以前はボディーの一部を利用してM42に改造する部品が売られていたのですが、需要が少ないのでしょうか今では手に入らない様子です。私はニコン用の物も自作して使用していますが、無限遠が出るレンズが限られています。EOS等のフランジバックの短い機種用ならアダプターの手作りも可能だと思います。現在ヤフーオークションではライカLマウント用のアダプターが売られていますがUVトプコール用としては一寸高価すぎますね。

電子接点付きのアダプター

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 最近NEX用のアダプターで電子接点付きの物が増えてきましたね。メタボーンズやキポン等がんばって作っている様子です。完全な電子制御のレンズならマウントアダプターの中に変換回路を組み込んでやればNEXの制御信号でレンズをコントロールすることが可能に成る訳です。それでもAFが笑っちゃうくらい遅かったり、本来AF出来るレンズが出来なかったりと問題はある様子ですが、そういう性能は置いておいても、それ以外の動作が純正レンズと同等に働けば古レンズが生き返ります。
 私が使っているレンズはニコンマウントが多くて、ニコンマウントの場合はまだ絞りの制御に機械連動部分が残っていますからアダプターの中にモーターを組み込む等しないといけないので簡単には出来ないでしょうけれど、本家のソニーでもAマウントアダプターの中にモーターを組み込んで機械連動させているので技術的には可能だと思います。
 ニコンの電子接点付の物が出てくれれば、対応できるレンズの種類は少なくても色々と便利に使えそうですね。電子接点の無いレンズでもタンポポチップを使って電子接点付の様にごまかす事も可能でしょうし。
 α7のファームウエアのバージョンアップが近々ある様子ですが、残念ながら限界SSの手動設定は今度も入らなかった様子です。以前も一寸言いましたが、これさえ出来るようになったら私にとっては最高のカメラに成るのですが、残念です。けれど、電子接点付のアダプターが出ればニコンマウントのレンズの中で電子接点を持つレンズの使い勝手が格段に向上するので「マウントアダプターメーカーさん頑張れ」と応援しようと思います。

 一応純正のレンズを取り付けると限界SSはレンズに合わせて変更されます。もちろんズームレンズの場合は、ズーム位置の焦点距離に合わせて丁度良い所に調整されます。でも、この丁度良いが曲者なんですね。あくまでもメーカーの考えた丁度良い、なんです。一般的に言われている 1/焦点距離 に調整されます。α7の場合50mmのレンズを取り付けると1/60になります。でも条件によっては1/125で使いたい時もあるし1/250で使いたい時も有るんですよね。お祭りでもみくちゃにされながら片手だけで撮影するとか。たぶん頭の良い人が写真の教科書に書いてある 1/焦点距離 を真面目に解釈してそうなるように作ったんでしょうね。でも、実際の撮影は教科書どうりにはいかないんだと言う事が、自分で実際に撮影しない人には分からないんだと思います。

 基本的にはソニーのカメラは良くできているのでアイピースカップ下側が開いていることによるファインダーへの光の回り込みの問題とか限界SS設定とかあと一寸だけ改善してくれると非常に使い勝手が良くなるので残念に思っています。

 なんかα6000のAFがすごい事になってますね。今までに発売されたミラーレスでは最高な感じですし、デジタル一眼レフを含めてもトップレベルではないでしょうか。すぐに買い増す積りはないですが夏前には手に入れたいと思っています。

TOKYO KOGAKU RE AUTO TOPCOR 1:3.5 f=135mm

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 今日掲載のレンズ、α7にに取り付けられているのは TOKYO KOGAKU RE AUTO TOPCOR 1:3.5 f=135mm です。先端部分が光るのはこの時代の流行なんでしょうか。オリンパスのレンズ等でも見かけます。写り込みを嫌って前玉の周りの銘さえ黒く塗りつぶす人も居たりしますけれど、レンズ先端と更に組み込み式のフードまでキンキラキン(実際は銀色ですが)です。

 でも、パッと見恰好良いレンズですね。ローレットの感じはソニーのツアイスっぽい感じがします。

 二段に伸びるフードは LEITZ WETZLAR ELMARIT-R 1:2.8/90 に似ています。全体的にも雰囲気が似ていますね。組み込み式のフードは浅すぎて役に立たない事が多いのですが、このブードは十分に機能します。

 手持ちのトプコン用の135mmをフードを付けた(伸ばした)状態で並べて見ました。左端が今回ご紹介するレンズ、次がまだご紹介していない役に立たない短い組み込みフードのRE 2.8のレンズ、大きな外付フードが取り付けられている 正式なご挨拶 でご紹介した UV TOPCOR 1:4 f=135mm TOKYO KOGAU、右端が組み込み式で一段しか伸びないけど結構深いのでなんとか役にたちそうなフードの 早々撮影に でご紹介した UV TOPCOR 1:4 f=135mm TOKYO KOGAU です。

TOKYO KOGAKU RE AUTO TOPCOR 1:3.5 f=135mm (1)

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 α7に TOKYO KOGAKU RE AUTO TOPCOR 1:3.5 f=135mm を取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。開放から解像感も色のりも良いですね。確りとコントラストが有ります。一枚目の何時もの立体感をチェックする木の描写も良い感じです。ボケも嫌みな感じがしませんね。F値が3.5と控えめなのが良いのだと思います。

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