NEX用のデッケルマウントアダプターが手に入ったので、手持ちのアダプターのまとめを作ってみました。
手持ちのデッケウルマウントアダプタ、左からソニーαAマウント用、ニコンマウント用、αEマウント用になります。以前一眼レフ用は Rodenstock Retina-Ysarex f:2.8/50mm でもご覧いただいていると思いますね。
ソニーαAマウント用(Pixco製、左側)
無限遠は出ていません。2〜3mm程度厚す過ぎる様子です。
絞りリングの記載は2.0までで、開放F1.9のレンズは仕方ないとしてもなぜかF2.0のレンズでも絞りが開ききりません。
ニコンマウント用(Pixco製だと思っていましたがどうも違う様子です。メーカー不明、中央)
無限遠は出ていません。2〜3mm程度厚過ぎる様子です。
絞りリングの記載には1.8まであり、開放F1.9のレンズでも絞りはちゃんと開ききります。
下に写真を掲載してありますが、裏面に反射防止の処理が無くコントラストの低下等問題の発生源になりそうです。
ソニーαEマウント用(Pixco製、右側)
無限遠は確り出ています。一寸オーバーインフ気味かもしれませんがその方がレンズのばらつきを吸収できますね。
絞りリングの記載は2.0までで、αAマウントの物と同様に絞りが開ききりません。
左がPixco製αAマウント用、右がメーカー不明のニコンマウント用の裏面
αAマウント用の物が二枚あるのは、最初の物を購入後装着確認程度しかしていなくて4〜5ヶ月後に不具合に気が付きました。購入先に連絡して不具合につてい問題無い事を確認した物を新たに購入できないかと相談した所、確認した物を送ることは出来ないが問題が有れば返品をしても良いと言う事でもう一個購入してみました。結局新しく届いた物も多少は良くなっているものの相変わらず無限遠は出ないし絞りも開ききらない物でした。取り敢えず自分で改造するにしても無改造の物も手元に欲しいので結局二個が手元に残りました。Pixco製の物はたぶん多少の改造で開放F値まで絞りを開けるようになると思うのでそのうち雨の日にでもやってみようと思います。そうこうしているうちに新しい方のアダプターにレンズを装着していたらポロッと音がして逆転防止用の突起のネジが外れてしまいました。まだボディーには取り付けていない状態だったので良かったのですが、ボディーに取り付けた状態でネジが外れてシャッター幕にでも挟まったらえらいことになっていました。一寸冷や汗ですね。中華製の安価なアダプター(とは言っても1万円弱はするんですが)は注意して使わないととんでもない事になることも有ります。
下がPixco製αAマウント用、上がメーカー不明のニコンマウント用の絞り表示
基本的には開放F値が暗い事が多いデッケルマウントのレンズですが、今まで確認出来た限りでは明るい物だとF1.9の物が有ります。明るい開放F値のレンズを使う予定のある人は絞り環が2.0の物ではなく1.8のアダプターを探した方が良いと思います。
日本製の精度の良い物、作りの良い物の方が良いとは思いますが中華製の安物アダプターの2〜3倍の値段なので高価なのと現状品切れ状態で欲しくても手に入らない物が多いのが難点ですね。