SONY α7に Nikon Ai Micro-NIKKOR 55mm 1:3.5 を取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。最短撮影距離は約24Cmです。一般撮影用のレンズと違い撮影倍率が大きくなるマクロレンズの場合は、最短撮影距離よりもレンズ先端から被写体までの距離(ワーキングディスタンス)の方が重要ですね。特に50mm前後の焦点距離のマクロレンズではレンズ先端からかなり奥に引っ込んだ位置に前玉がありますので。このレンズの場合、1:2の撮影倍率の時は撮像素子面からレンズ先端までの長さが約13Cmですので、その分を引いてやるとワーキングディスタンスは約11cmになります。
一般撮影の時に感じた周辺部の甘いさもそれほど強く感じません。開放から全体に十分な解像感があると思います。解像感の高いレンズは二線ボケの傾向が強くなる事が多いそうですが、このレンズでは特に強いという感じはありません。それでも背景の様子を確認しながら使うのは他のマクロレンズと同様ですね。
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Nikon Ai Micro-NIKKOR 55mm 1:3.5 (3)
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