今日掲載のレンズは smc PENTAX-M ZOOM 1:4 75-150mm です。この時代のズームレンズとしては定番の焦点距離だった様子で、今までも 20Aと20AB レンズの実力を 隠れた銘玉も黴には ジャンクのレンズですが MINOLTA MD ZOOM 75-150mm 1:4 等で同じような焦点距離のレンズをご紹介しています。
レンズフードが組み込まれていますが、短いので申し訳ていどであまり役には立ちそうもありません。ご紹介の写真ではRICOHのカメラに取り付けてありますが、実は一寸危険な事をやってしまったんです。リコーのカメラはペンタックスと同じKマウントなので互換性があるのでは、と、思われるでしょうが、この互換性が曲者なんですね。互換性と言えば以前ご紹介したデッケルマウントですが、本来互換性を目的としマウントだったのですが、この規格を採用した各社が自社のボディーに他社のレンズが付く事を嫌って識別爪をつけたので全く互換性が無い物になってしましたした。また、互換性のあるマントとしてはM42が有名ですが、このマウントも後期に電子接点をつけたり開放絞りの識別爪をつけたりして全く互換性が無くまりました。それ以前にも、M42のスクリューマウントやフランジバック等は統一されていたんですが、絞り込みピンの長さはそれほどキッチリと規定されていなかった様子で、数年前に古いドイツのM42マウントのレンズをペンタックスのSVに取り付けたところ、ボディー内部のフレアーカッターとレンズの絞り込みピンが干渉してしまい、レンズがボディーから外れなくなってしまったことがあります。
広角側にズームすると長さが伸びてしまいますね。一寸他の規格の話に脱線してしまいましたが、この本来互換性のあるボディーとレンズの組み合わせがなぜ危険なのかと言うと、リコーとペンタックスでは、M42同様に絞りピンとボディー内部の部品が干渉して外れなくなってしまう組み合わせがあるんです。うろ覚えで書いてもいけないと思いネットでこの件を検索をしてみたのですが、結構有名な話だと思いましたが結局元の情報が見つかりませんでした。確かリコーの標準レンズとペンタックスのボディーだと記憶していたのですが。
広角端最近接でレンズが一番長くなる状態です。最近はほとんど見なくなった直進式ズームですが、これはこれで結構使い勝手が良いと思います。