SONY α7に XR RIKENON 1:2 50mm S RICOH を取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。最短撮影距離が約60Cmと初代より小型軽量にするために犠牲になっています。重さは、このレンズが150g、初代が218g(いずれもリアキャップだけを付けた状態で計測)、全長はマウント面からレンズ先端までが36mm、初代が40mmです。
最近接開放での描写でも特に大きな破綻はないですね。周辺減光もレンズを繰り出してやった分殆ど目立たなくなりました。この位の焦点距離だとどうしてもボケが五月蠅くなりがちですが、このレンズが特に酷いと言う訳ではありません。背景に気を使いながら撮影すれば、焦点面の歯切れの良さを楽しめると思います。
その後のこのレンズに付いて調べていると、どうも初代の前にM42マウントのレンズがあった様子です。その後初代KマウントのXR、小型軽量化したXR-L、で、なぜかXR-Sになったこのレンズ、更に小型軽量化した無印、その後無印と同じ形のPと全部で六種類があるとの事です。製造メーカーは変わっている様子ですが、光学系は同じらしいです。でも光学系が同じでも鏡筒は変更されていますのでそれぞれで微妙に写りは違います。そんな訳で一般的な意味で言えば一番性能が良い物が初代と言う事になるとの事です。