今日掲載のカメラはアグファの一眼レフとしては最終型になるSelectaflexです。アグファのレンズは以前 AGFA COLOR-TELINEAR 1:4/135 や 鉄とガラスの塊は でご紹介していますね。
デッケルマウントやUVトプコール用のマウントと同様にレンズシャッター方式のボディーなのでレンズには絞り環が無くボディー側に有ります。
絞り環にAのマークが有るのは絞り優先オートが可能なのでしょうか。
国産の一眼レフでは右側にヒンジがあってフィルム室の扉が左側から開く物が多いのですが、この扉が邪魔になってフィルムの装着に手間取ったりします。そのためにキャノン等はQL機構と言う簡単フィルム装着の機能を付けたりしていました。このカメラは左ヒンジの右開きなのでフィルムの装着が簡単に出来そうですね。
ニコン等でも同じなのですがレンズとボディーの互換性がややこしく、Selectaflexのレンズはそれ以前のAmbiflexやもっと前のagfaflexに取り付けられるのですが、その逆にSelectaflexのボディーにはそれ以前のレンズは取り付けられません。ですから 鉄とガラスの塊は は取り付けられますが AGFA COLOR-TELINEAR 1:4/135 は取り付けられないんですね。
なんでこのカメラを買ったのかと言うと、絞り値を設定できるアダプターを作りたかったんです。ですが、それであれば一番新しいSelectaflexではなくて、レンズの互換性のある古いAmbiflexやもっと古いagfaflexを手に入れなければ成らなかったんです。でもたまたま安かったこのボディーが見つかったので、互換性の方は事実上互換性の無いデッケルマウントでも一寸削ってやれば取り付けは可能になるのでアグファのボディーとレンズの関係もそんな事で解決出来るのではと、まあ、いつものお気楽極楽な性格で我が家にやって来て貰いました。
アグファの一眼レフには他にも最初期の頃のColorflexと言うのが有るらしいのですが、これはレンズ固定で交換は出来ない様子です。しかし、アメリカとドイツでは同じ名前でも実際には機種が違っていたり等結構ややこしい事が有るので、Colorflexでもレンズが交換できる機種があるかも知れません。