ライカの一眼レフ用のレンズRシリーズとして発売された中の一本 LEITZ WETZLAR ELMARIT-R 1:2.8/90 です。ライカRシリーズのレンズは今までに LEICA APO-MACRO ELMARITE-R 1:2.8/100 LEITZ ELMARITE-R 1:2.8/180 LEITZ MACRO ELMARITE-R 1:2.8/60 ELMARIT-R 1:2.8/35 LEITZ WETZLAR の四本をご紹介しています。AMEを持ち出すのは一寸大げさかなあと言う時に100mm前後で手軽に持ち出せそうなので選んでみました。
二段に伸びるフードが特徴的ですね。開放F値が2.8とそれ程大きくないのでレンズ自体も大きくなり過ぎずに使いやすい大きさです。シリアルナンバーから1976年製の物だと思われます。この時代の国産レンズだとこの焦点距離なら1.8〜2が主流なのでそれより一段暗い事が大きさには有利はたらいていると思います。更に小型な LEITZ WETZLAR ELMAR-C 1:4/90 や MNOLTA M-ROKKOR 90mm 1:4 等とは親戚になりますね。
購入したときに付いていたフィルターなんですが外してみたら枠が付いたガラスとそれを押さえるアダプターで構成されていました。これがドイツの合理性なんでしょうか。この14161と型番が書かれたフィルターアダプターS7タイプだけでも販売していた時の定価が一万円以上すると言う一寸驚きの物です。ライカ一台家一軒と言われた時代もあったそうですが流石ライカ、周辺機材も高価ですね。