300本を超えてしまったレンズの減量を続けていますが、残すレンズと残さないレンズを決めるのが大変です。基本的には確りとした描写のレンズはNikon、Carl Zeiss、LEITZ(現Leica)を中心に、minolta、sony等で押さえて有ります。ですから、手に入れてきたレンズも銘レンズだと言われて探したものよりも、なんか面白い写りをするレンズだよとかよく分からない謎なレンズとか、と言う事で探したものが多いんです。ですから、残していく基準はやっぱり面白い描写をするレンズが一番になります。また、同じレンズを数本持っている物もありますが、そういうレンズはすべて試写して一番変な写りをする物を残しています。二番目は円形絞り、特に真円に近い物を残しています。真円絞りのレンズが必ずしも美しいボケや良い描写になるとは限りませんが、点光源が綺麗な円形のボケに成ることは確かですから。三番目は見た目の恰好良いレンズですね。恰好良いカメラに格好良いレンズを取り付けて出かけるだけで今日は何と無く素晴らしい写真が撮れそうだ、とやる気が出てきます。この三つの条件の順で残すレンズを選んでいます。
一眼レフカメラの黎明期の頃には、まず標準レンズ付のボディーを買って、次に35mmの広角と135mmの望遠レンズを買い足すと言うパターンが多かったと思います。ですから、カメラやレンズのメーカーはこの焦点距離のレンズを頑張って作っていたと思います。私はあまり広角を好まないので自ずと135mmの古レンズが沢山手元に残っています。しかも、この135mmの前後には120mmと150mmが待ち構えています。120mmも150mmも日本ではあまり馴染みが無く、一眼レフ用として作っていたのはペンタックス位でしょうか。しかし、ヨーロッパではポピュラーな焦点距離の様子で、特に中判用の物やそれを一眼レフに転用した物が結構有りますね。
と言う様な訳で、135mmを中心とした焦点距離は我が家での激戦区と言う事になり、どのレンズを処分するのか、どのレンズを残すのかと悩む日々を過ごしております。
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135mmは激戦区
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