先ずはαAマウントに取り付けて動作の確認をと言う事ですが、APS-CのαAマウント機は持っていないので、上の写真の様にα99に TAMRON SP 60mm F/2 MACRO 1.1 Di Ⅱ を取り付けて少し撮影してみた結果です。EVFのα99はAPS-Cにクロップしてもファインダー内の画像が小さくならなずに同じ大きさで見えるのが良いですね。これがニコン等OVFの場合はAPS-Cにクロップすると通常の見え方から丁度APS-Cからはみ出す部分が一寸暗くなるようにマスクされるだけで同じ大きさには拡大されませんので結構不便です。APS-Cで少し撮影をしたんですが特に問題もなさそうですので折角ですのでクロップを解除してどの程度の蹴られが生じるかのテストをしてみました。
遠景から中景程度でしょうか、開放では結構な蹴られが出ます。ただし条件によってはAPS-Cまで面積を減らさなくても使えそうですね。
今度はF8まで絞り込んでみました。蹴られは大分改善されますが完全には取りきれずに残ってしまいます。
全群繰り出し式の古いタイプのマクロレンズでは、繰り出してやればイメージサークルが大きくなります。今でいうフルサイズ用のレンズ、古い言い方では135タイプ用のレンズでしょうか、一般的な一眼レフタイプ用のマクロレンズを645サイズのカメラで使う人もいたくらいです。インナーフォーカスタイプのレンズでも近接からマクロになるとイメージサークルが大きくなる様子で最近接1:1の撮影ではフルサイズで開放で使っても殆ど蹴られませんでした。
資料撮影に使う積りは無いので正確なデータを取った訳ではありませんが、この位まで倍率を下げても開放でも問題は無さそうですね。
流石にここまで倍率を下げると開放では蹴られの影響が少しは出てきますが、絞り込んでやればまだまだ使えそうです。構図等を考えて使ってやればマクロ域ならフルサイズでも結構使えそうなレンズですね。