今日掲載のレンズは Carl Zeiss Jena Biometar 2.8/80 です。ペンタコンオートと呼ばれている6x6版カメラ用のレンズですね。このマウントを搭載した最初のカメラがプラクチシックス、順次改良がされて行きますが大きな名前の変化として、次がペンタコンオート、そしてエキザクタ66が最終型になります。ロシアのキエフの中にもこのマウントを持った物やそれ用のレンズがあります。
レンズの方ですが、ビオメターもしくはビオメタールと言う人もいますね。レンズの構成としてビオメター型若しくはクセノター(クセノタールと発音する人もいます。)と呼ばれる形式です。東ドイツCarl Zeiss Jena製のレンズですが、カメラも含めてそれなりに有名なシステムやレンズですのでネットで検索してやると色々と情報が出てきます。この80mmに関しては外見だけでいえば私の知る限り、ノンコートの物が三種類、MCの物が一種類、エキザクタ66用の物が一種類あります。Carl Zeiss Jena だったり、Carl Zeiss Jena DDR、aus JENA等表記の違いも色々とある様子です。エキザクタ66用の物もBiometar表記の物とXENOTAR表記の物がある様子です。またXENOTAR表記の物はXENOTAR Eと表記されるものはビオメターとレンズ構成が同じもので、XENOTAR MFと表記されるものはSchneider独自のレンズ構成だそうでこのビオメターとは微妙に異なる様子です。
私の好きなニコンのMicro 55/3.5もこのビオメター型なんだそうです。ちなみに後継機種の2.8はビオメター型ではないとのこ事で、敢えて解像度が高い旧タイプの3.5を選ぶ人もいるそうです。Micro 55/3.5も今まで正式にご紹介したことがなかったのでそのうちご紹介しようと考えています。