今日掲載のレンズは Nikon Ai Micro-NIKKOR 55mm 1:3.5 です。以前 Carl Zeiss Jena Biometar 2.8/80 のところで一寸だけ書きましたが、まだご紹介していませんでした。
かなり前に手に入れていて、最近は日常的に使うレンズだったのでとっくの昔にご紹介したものと勘違いしていました。ニコンの解像度を重視した設計のマイクロレンズで、明るくなってボケも柔らかくなった次世代のF値2.8の物とはレンズ構成や描写の性格が違う物です。
レンズ単体では1:2まで、ニコンの接写リングPK-13と組み合わせると1:1の等倍撮影が可能です。レンズには撮影距離だけでなく、単体と接写リングを組み合わせた場合の両方の接写倍率まで刻印されていますね。
普段使う場合はAPS-CのNEX-5NにEVFを取り付けて使っています。換算焦点距離が約80mmなので自分にとって一番使い易い画角になります。また、この状態だとEVFを上から覗けるので低い位置での撮影では非常に便利です。ですが、ロックが弱いので不用意にEVFの角度が変わらないように普段はパーマセルで固定してあります。
ニコン用のアダプターは全く同じ物を二個持っているのですが、安物の悲しさ、個体差が大きくてこちらの方が相性が悪いレンズが多かったんです。そこでもう一つのアダプターと区別するために一寸派手な色を塗ってあります。現在は自分で調整してやって二個のアダプターに相性の差はほぼ無くなっています。ですが色を落とすのも面倒ですし、二個の区別にもなります。また、ちょっとしたアクセントにもなるのでその時のままにしてあります。