今日掲載のレンズは OLYMPUS OM-SYSTEM E.ZUIKO AUTO-MACRO 135mm 1:4.5 です。この時代のオリンパスのマクロレンズはキレが良いので人気があります。また、焦点距離や用途に合わせて種類も色々と揃っています。一眼レフカメラをシステムカメラとして様々な用途に使うために、各社が色々とアクセサリーを出して、競い合っていた時代のレンズです。オリンパスは特にマクロ系の撮影機材に力をいれていた様子で、銘レンズと言われるマクロレンズや便利な機材がそろっていますね。
この135mmはレンズ自体にもヘリコイドがあるんですが、80mm/F4と共通に使えるヘリコイドが別に用意されていて、しかも自動絞りで使えた様子です。この組み合わせだと普通のマクロレンズと同様に使えたんですね。ベローズと組み合わせても自動絞りで使えた様子です。専用のラバーフードも手に入れられましたが残念ながらキャップ類は付属していませんでした。これから手に入れたいと思っている人は、フロントキャップは他のレンズ用の流用でなんとかなるとしても、専用のリアキャップは初めから付属している物を探した方が良いと思います。ご覧の様にレンズのリアが飛び出しているので、一般レンズ用のリアキャップでは深さが足りなので取り付けられません。深さが十分ある専用品が必要になります。
このレンズを使う時には、私は自作のOM-PKアダプターを介してペンタックスのヘリコイドに接続しています。後は接写リングと変換アダプターを組み合わせれば様々なカメラに取り付けられます。また、OM-NFアダプターも自作してあるのでニコンのベローズにも取り付けられます。掲載の写真の状態で無限遠から撮影出来ます。
接写リングを一枚足してやって1:3の倍率まで上げた状態です。かなり繰り出してやらないといけませんね。このレンズの特徴として、イメージサークルが十分大きな様子で、アダプターを工夫して中版カメラで使っている人もいる様子です。