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Channel: 今日もなんだかちょっとピンぼけ
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XR RIKENON 1:2 50mm S RICOH

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 今日掲載のレンズは XR RIKENON 1:2 50mm S RICOH です。一見何の変哲も無いレンズの様に見えますが、実はこのレンズ、和製ズミクロンと呼ばれている銘レンズなんです。本家のズミクロンはもちろん評判の良いレンズなんですが、残念ながら当方の予算内に入るレンズではないのでテストしたことはありません。ですのでどの位凄いレンズなのかは分かりませんけれど、なんて思っていたんですが、以前ご紹介した MNOLTA M-ROKKOR 40mm 1:2 は本家ではSUMMICRON-Cと呼ばれているので使った事はあったんですね。そのうちフルサイズでテストしてみないと。

 リコーのボディーにリコーのレンズなので取り付け、取り外しには問題はありません。

 この系統のレンズですが、初代から数えると三種類(人によっては四種類あると)あります。丁度二番目のレンズで、エンジニアリングプラスチックを使って初代より軽くなりました。また、最短撮影距離も45cmから60cmに変更されています。初代の廉価版と言った意味合いが強いレンズですね。
 だと、ずーっと思っていたんですが、初代、二代目がL、三代目が今回ご紹介するS、そして最後がPと変わって行ったとの事です。世の中にはこだわって調べている人はいるものですね。で、どうもこのSは三代目で一番手に入れにくいんだそうです。たまたま手に入ってしまったんですが、ラッキーと言う事になります。また、四種類とも全く同じ(最短撮影距離や構造、素材以外は)と言う人もいますし、レンズ構成は同じ様子ですが製造元等が変わったりしていて四種類が全く同じでは無いと言う人もいます。前期二種類が富岡、後期二種類が日東らしいので何れもそれなりの性能だと思えます。このレンズはあだ名が付く位なのでネット上には沢山情報がありますが、その真偽を含めて読み解く人の能力も必要とされますね。

 古レンズは拘りだすと底が無いですが、このレンズのお値段なら四種類全部集めてもそれほど懐が痛む事は無さそうです。


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