今日掲載のsmc PENTAX 67 SOFT 1:3.5 120mm です。ペンタックスのソフトフォーカスレンズは過去に smc PENTAX-FA SOFT 1:2.8 85mm や これも絶版レンズです 、 レンズの機能を使いきるには でご紹介していますがいずれも135フィルム(35mmフィルムの方が分かりやすいですかね。デジタル時代の今だとフルサイズですね。)対応のレンズです。今回ご紹介するレンズはペンタックスの6x7判用のカメラ、通称バケペン用のレンズです。このレンズを使用するカメラの方は確か三世代あって、時代によって呼び名が多少違っていと思いました。67だったり6x7だったり等ですが。レンズの方もピントリングの模様や焦点距離等が時代によって変わっていたりします。でも、このレンズに関してはこの一世代しか無いと思いました。
ペンタックスのソフトフォーカスレンズのデザインはどれも良く似ていますね。絞りリングにソフト具合がグラフィックで表示されています。F8以上に絞るとほぼ通常の描写になります。
距離目盛や最短撮影距離等も表示されていないシンプルな外観です。三本の線が見えますが、何のためなのでしょうか。ソフトフォーカスでの作品と言えば真っ先に頭に浮かぶのは昭和の巨匠故秋山庄太郎氏ですが、彼もこのレンズを愛用されたそうです。確か67判でも使っていたと思いますが、135フィルム系のボディーの場合はx1.4のコンバータを付けて使っていたそうです。67判でもリアのコンバータを装着して使っていたんでしょうか。smc PENTAX-FA SOFT 1:2.8 85mm (3) でもご紹介しましたが、氏の場合は既存のソフトフォーカスレンズの周辺画質が気に入らなかったみたいですね。