SONY α99に TAMRON AF ASPHERICAL XR Di LD IF 28-300mm 1:3.5-6.3 MACRO A06 を取り付けて広角端28mmで一般的な撮影をした結果です。絞り値は開放のF3.5、F4、F5.6、F8の順になります。開放では周辺減光が目立ちますね。可能ならF8まで絞ってやった方がよさそうです。また、樽型の歪も目立ちます。近景は問題無さそうですが遠景の描写が一寸甘い様な気もします。高倍率ズームなので過度の期待はしない方が無難ですね。とにかく便利に使えるレンズですので。
このサイズまで小さくしてしまうとあまり感じられませんが、広角端遠景の結果が良くなかったのでテスト撮影後に再度検証してみました。幸いな事にα99では撮影状態でファインダーや背面液晶でピントの検証を画像を拡大して確認する事ができます。その結果どうもこのレンズ、この個体は広角端では無限遠にピントが来ない事がわかりました。購入当初からそういう状態だったのか、それとも経年変化やこれまで使用してきた中で受けたダメージが原因なのかは不明です。AFレンズなのでテスト撮影時はフォーカスに付いてはカメラとレンズに任せましたが来歴のわからないレンズのテストはピントの確認は拡大表示するなどして慎重に行わないといけませんね。OVFと違ってこういう確認はEVFの得意とする分野なので。ちなみにこの個体では広角端開放で無限遠にレンズの指標を合わせると約10m程度にピントが合う様子です。