久しぶりにソフトフォーカスレンズの事を調べたら、国内カメラメーカーのソフトフォーカスレンズで唯一残っていたCanon EF 135mm f2.8 SFがいつの間にかディスコンになっていました。昔は殆どのメーカーが純正のソフトフォーカスレンズをラインナップしていたんですが。ソフトフォーカス専用レンズではありませんが、ニコンのDCレンズが副作用としてソフトフォーカス効果を得られます。そういう意味では純正ソフトフォーカスレンズ?の最後のレンズに成ってしまいましたね。
それでは、ソフトフォーカス効果は以前ほど使われなくなったのかと言うとそう言う訳でもなさそうで、最近のデジタルカメラには撮影結果にデジタル的に効果を付ける機能、エフェクトが付いていて、それには必ずと言って良いほどソフトフォーカス効果が備わっています。また、ケンコーは昔からソフトフォーカスレンズを販売していましたが、その系譜としてレンズベイビーの種類としてソフトフォーカス効果を持ったレンズを販売しています。また、ソフトフォーカス用のフィルターも各社が各種発売しています。更に、撮影後の画像を処理するソフトにも必ずと言って良いほど、ソフトフォーカス効果がありますね。
ソフトフォーカスのテクニック
1)撮影後の画像を処理する。
2)カメラ内蔵の効果を利用する。
3)フィルターを利用する。(ストッキングとか紗をかけたりとか、保護フィルターにオイルを塗ったりとか)
4)専用レンズを使用する。
ソフトフォーカス用のレンズも、最新の物は勿論、昔の物が手に入りますし、愛好家もまだまだ沢山残っています。
専用レンズのソフトフォーカスには利用する収差によって大きく分けると二種類ある様子ですが、使い勝手で分けると
1)開放で非常に強いソフトフォーカス状態になっていて、それを絞り(レンコン等)を利用して弱め制御していく。
2)通常では普通のレンズで、ソフト効果を得たい時にはレンズの構成を変えて(設定リングを回転させたりズームレンズの様にレンズの長さを変えたりして)ソフトフォーカス化する。
の二種類になります。
2)の方式の方が効きが弱いですが、上品な感じに仕上がると思います。