今日掲載のレンズ、Pentax SVに取り付けられているのは MC JUPITER-9 2/85 です。以前 露西亜のレンズは恐露西亜 でご紹介しているレンズと基本的には同じものだと思いますがこのレンズのマウントはM42になります。ジュピターとかユピテルとか英語基準で日本語的に発音するかドイツ語?ロシア語?基準で発音するかで全く違った感じがしますね。巷ではCarl ZeissのSoonarのパチモンみたいに言われてますけど、一応ロシアで改良をしたらしいんです。でも何と言っても恐露西亜での改良ですので本当に良くなっているかどうかは疑問です。外観もチープで一部塗装が剥げかかっていたりと、物好きじゃなければこんなレンズには手を出しません。でも85mmと言う焦点距離が他の会社のレンズよりは安価に手に入るので一度試して見ても良いとおもいます。
以前は安値でゴロゴロしていた様子ですが、このレンズ、一応露西亜レンズが良く撮れると言う事を世の中に知らしめた走りのレンズの様子で、クラッシックカメラブーム以降かなり値上がりしています。しかも、露西亜レンズは十本買って一番良い物を残して残りは処分しろとか言われる位に製品のバラつきが大きいですし。さて、この手に入れたレンズの性能はどんなもんでしょうかね。
今までも色々とレンズを試していますが、日本製の新品でさえも個体差で性能のバラつきがあります。まして、どんな人がどんな風に使ってきたのか分からない中古を手に入れてのテストがほとんどですので、このブログで記載されている事はあくまで私の手持ちのレンズに付いてだけだと考えて下さい。日本製品なら同じ結果が得られることも多いと思いますが、ロシア製の古レンズですので、誰かが10本買ってテストして、手放した9本の方かも知れません。