SONY α99に OLYMPUS OM-SYSTEM E.ZUIKO AUTO-MACRO 135mm 1:4.5 を取り付けてF8まで絞り込んで約1:3のマクロ撮影をした結果です。解像感に関しては全く問題はありませんね。ボケに関しては開放よりは改善されていますが油断をすると汚くなります。どのマクロレンズでも基本的に背景のボケに気を使うのは同じですが、このレンズは特にその方が良い結果がでると思います。解像感の高さから、どちらかというと図鑑写真や記録写真に向いているレンズだと思います。
OLYMPUS OM-SYSTEM E.ZUIKO AUTO-MACRO 135mm 1:4.5 (4)
CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C.
今日掲載のレンズは CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. です。当時の望遠から超望遠までをカバーするレンズです。FD 80-200 F4 S.S.C. と言う高級なレンズがありますが、その廉価版と言った位置付けですね。当時は、現在のレンズでいえば、70-200/2.8に対する70-200/4の様な存在だったんだと思います。
細長くてスリムな格好の良いレンズです。
FD 80-200 F4 S.S.C. はズームリングとフォーカスリングが別になっていますが、このレンズは一体になっている直進式のズームで使い勝手も違います。そういった意味でも存在意義があったんだと思います。望遠端では更に長さが増しますね。
組み込み式のフードを伸ばしてやると更に長くなります。
最近接までヘリコイドを繰り出してやるとまるでウナギの様な長さになります。
CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. (1)
SONY α7に CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. を取り付けて広角端開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。開放F値が5.6と無理がないために開放から解像感があって安心して使えると思います。
CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. (2)
SONY α7に CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. を取り付けて広角端F8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。広角端は開放でも十分な画質だと思いますが、一段絞り込んでやればボケも素直に成る等更に良くなって安心して使えますね。
CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. (3)
SONY α7に CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. を取り付けて望遠端開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。実際に使用するサイズにもよりますが、フレアーが僅かに出ていて一寸甘いですね。甘く柔らかい描写を生かすか、さもなければ画像処理ソフトで一寸弄ってやる必要がありそうです。
CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. (4)
SONY α7に CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. を取り付けて望遠端F8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。開放に比べてフレアーが消えシャキッとした画像になります。ですから、一般的な撮影ならやはり一段絞り込んで使ったほうが後処理などの手間が必要ない分楽だと思います。
CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. (5)
SONY α7に CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. を取り付けて広角端開放で最近接を撮影した結果です。最短撮影距離は約2.5mと100mmの単焦点レンズと比べたら全く寄ることが出来ません。でも、その分開放から十分使える画質ですね。
CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. (6)
SONY α7に CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. を取り付けて広角端F8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。一段ですが、絞り込んでやれば安心して使えます。暗いレンズなので当時の光学ファインダーで使うのは苦労をしたと思いますが、EVFや背面液晶によるライブビューで使うと開放F値が暗い事は全く問題を感じません。更に当時のフィルムと比べると現代の撮像素子は高感度特性が格段に改善されているので更に使い勝手が良くなります。もちろん表現手法として明るいF値がほしいと言うのは、また別の問題ですが。
CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. (7)
SONY α7に CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. を取り付けて望遠端開放で最近接を撮影した結果です。最短撮影距離の約2.5mは同時代の単焦点とほぼ同一ですが、現代のレンズと比較してしまうとやはり一寸寄れなさ過ぎでしょうか。このレンズの一番特徴の出る設定、悪く言えば甘くて柔らかくて更に微妙なフレアーの出る描写ですので、使う状況を選ぶ必要がありそうですね。
CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. (8)
SONY α7に CANON ZOOM LENS FD 100-200mm 1:5.6 S.C. を取り付けて望遠端F8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。一段絞るだけでずいぶん違いますね。1/3段絞るだけでもかなりの違いが出る場合もあるのでこのレンズを使いこなすためにはもう少し細かい検討が必要になるかも知れません。そこまでして使うレンズかどうかに付いては人それぞれだとは思いますが。
Ai NIKKOR 50mm 1:1.4
今日掲載のレンズは Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 です。このレンズの系列は外見がほとんど同じでAiとその後継のAi-Sがあります。その違いに付いては詳しく解説しているページがネット上に沢山あるので省略しますが、レンズのマウント面や最少絞り値(数字が大きい方)の色等で簡単に見分ける事が出来ます。またニコンの場合は特に案内もなくレンズのコーティングを変更したりしますので、レンズに書かれている文字だけでは細かい違いが分かりません。さらに、レンズに書かれている型番が全く同じで新型になっていて外見や操作方法まで違っているレンズも在るので更にややこしいですね。
このレンズの場合、最少絞り値の色がブルーなのでAiタイプですね。Ai-Sタイプだとこれがオレンジ色になります。
安物のアダプターでα7に取り付けていますが、まるでこのカメラの専用レンズの様にしっくりときます。この状態では丁度ニコンのフィルムカメラのEL系、FE,FM系の様な感じで扱う事が出来るので気に入っています。
Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 (1)
SONY α7に Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 を取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。撮影時の条件もあまり良くなかったのですが、その分を差し引いても大口径レンズの開放はこの程度でしょうと言うような描写ですね。良く言えば甘く柔らかい、悪く言えばしまりの無い画になっています。画像処理ソフトで多少弄れば使える範囲ではあると思いますけれど。
Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 (2)
SONY α7に Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 を取り付けてF2.8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。開放から二段絞り込んでますので全く問題の無い画になります。光学式のファインダーの場合、開放F値が小さい方がピント合わせがしやすいと言う利点がありました。しかし、EVFや背面液晶で結像面の画像でピント合わせが出来る現在では、表現手段としての大口径は意味がりますが、ピント合わせに関してはあまり意味が無くなりましたね。
しかし、円高円安と同じ様に、F値が大きい小さいと最大絞り、最少絞りの数値や意味が逆になるので絞りの表現やややこしく、何時も混乱してしまいます。
Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 (3)
SONY α7に Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 を取り付けてF8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。定評のあるニコンの標準レンズでここまで絞り込めばあまり良くない条件でもキッチリと写ります。他の会社でも同様ですが標準レンズには力を入れて設計しているので、 Meritar 2.9/50 V E.Ludwig の様な例外も無い事はないですが、外れ玉はほとんど見かけませんね。
Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 (4)
SONY α7に Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 を取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。最短撮影距離は約45Cmと一般的な値です。最近接だと更にしまりの無い感じが強調されてしまいますね。光学ファインダーではピント合わせの精度を高めるために少しでも明るく少しでも被写界が浅くなる開放F値が1.4のレンズがF1.8やF2.0のレンズよりも重宝されていました。最近のミラーレスで結像面での画像で直接ピントを合わせるのでそれほど明るいレンズは必要ないので無理して明るくしているレンズは無いですね。ですが、開放でのこの甘さ、柔らかさは個人的には嫌いな描写ではないのですが。
Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 (5)
SONY α7に Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 を取り付けてF2.8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。一寸絞ってやれば描写は安定するので後は背景のボケ具合を見ながら絞り値を決めてるような使い方になると思います。明るいレンズは絞り値で表情が変わる範囲が大きいので、付属の標準ズーム以外に一本持っていると色々と楽しめますね。
Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 (6)
SONY α7に Ai NIKKOR 50mm 1:1.4 を取り付けてF8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。デジタルの時代になってからは撮影後にも調整が可能になったので、撮影時にはそれほど気を使う必要は無くなってきました。それでも、撮影時により良い画像が得られた方が後々の処理が楽になります。このレンズの場合通常はF8に設定しておいて前後のボケの状況を確認しながら調整をしてやると良いと思います。実絞り値の画像を見ながら撮影できるのがミラーレスで使う利点ですね。本来のニコンのボディーで使う場合は絞り込みボタンで確りと確認をする事をお勧めします。
VOIGTRÄNDER COLOR-SKOPAR X 1:2.8/50
今日掲載のレンズは VOIGTRÄNDER COLOR-SKOPAR X 1:2.8/50 、デッケルマウントのレンズです。また、 独逸のレンズは複雑ですが で似たようなレンズをご紹介しています。また、デッケルマウントのレンズはこれまで、 Rodenstock Retina-Ysarex f:2.8/50mm Voigtländer SEPTON 1:2/50 Retina-Xenon f:1.9/50mm Schneider-Kreuznach Retina-Tele-Arton f:4/85mm Schneider-Kreuznach Retina-Xenar f:2.8/50mm Schneider-Kreuznach Retina-Tele-Xenar f4/135mm Schneider-Kreuznach VOIGTRÄNDER SUPER-DYNAREX 1:4/135 (1) 赤い深度の指標が 等をご紹介しています。F8での絞りの形が見えていますが、丸く成るように形に工夫はしてあるのですが、五枚の絞り羽では絞った時には丸くはなりません。
ボディー側に絞りの制御機構等があるのでレンズ自体は50mmにしては薄型になっています。小型軽量で良いのですが、ピントの操作等は一寸やり辛いかも知れませんね。
ピントリングの形も今見ると格好良いと思います。金属の鏡筒といい古レンズ好きにはたまらない外観をしています。このレンズに合うような銀色のボディーとアダプターが欲しくなります。
VOIGTRÄNDER COLOR-SKOPAR X 1:2.8/50 (1)
SONY α7に VOIGTRÄNDER COLOR-SKOPAR X 1:2.8/50 を取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。一般的な使い方ではA3まで伸ばすと一寸辛いところはあると思いますが、それでも一寸だけ弄ってやるか、カメラの設定をシャープな方に振ってやれば問題なく使えると思います。開放F値が2.8と無理が無いので素直な描写に成っているんだと思います。
個人的にはこの開放での辛い部分、柔らかい描写が好きですね。変なフレアー等は無いので、甘い訳ではないんです。セプトン同様に言葉で言い表すのは難しいですが。ですから敢えて弄らずに使っています。ある意味セプトンよりこちらのスコパーXの方が気に入っていると思います。大きめの画像で見てやらないと良さが分かり難いのが難点ですけれど。
VOIGTRÄNDER COLOR-SKOPAR X 1:2.8/50 (2)
SONY α7に VOIGTRÄNDER COLOR-SKOPAR X 1:2.8/50 を取り付けてF8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。絞ってやれば更に良い感じになりますが、柔らかい感じは無くなってきてしまいます。古レンズにしては良い写りですね。しかも、名前にカラーと入っている様に色に関しても問題は無さそうです。