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TAMRON AF ASPHERICAL XR Di LD IF 28-300mm 1:3.5-6.3 MACRO A06 纏め

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 TAMRON AF ASPHERICAL XR Di LD IF 28-300mm 1:3.5-6.3 MACRO A06 (1) で書いた様に、このレンズの広角域での開放では画質には大きな問題がある様子です。と言う訳で今後のためにももう一度検証してみました。

 先ずSONY α99に TAMRON AF ASPHERICAL XR Di LD IF 28-300mm 1:3.5-6.3 MACRO A06 を取り付けて、絞り開放AFで撮影してみました。焦点距離は28mm、35mm、50mm、70mmの四か所ですべて合焦マークは点灯しています。ですので、α99のAFに問題が無ければこの(1)で書いた「この個体は広角端では無限遠にピントが来ない」と言うのは間違いで、ちゃんとピントが来ているという事になります。その状態で各焦点距離の画像を比べてみると、28mmが一番画質が悪く、望遠に向かうほど画質が良くなっています。また、マニュアルフォーカスの状態でレンズのピントリングを無限遠に合わせた状態でも同様の撮影をしてみましたが、ほぼ同様の結果に成りました。また、確かに画質は良くは無いのですが、被写体によっては確りとピントが来ている事が確認出来ました。無限遠での画質は天候、特に大気の状態の影響を諸に受けるので判断が難しいですね。

 購入時からこういう状態だったのか、経年変化でこんな状態になったのかは分かりません。タムロンに点検修理に出す事も考えましたが、このレンズの中古良品を買うよりも倍か三倍程度の費用が掛かりそうで、そこまでするほどの意味はなさそうです。こういう特性を持ったレンズ、個体だと言う事を踏まえて、50mmよりも広角側では可能な限り絞り込んで使うのがよさそうですね。サードパーティー製の安価な高倍率ズームと割り切って使い潰してやるのが、このレンズ、この個体の使い道だと思います。


MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D

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  今日掲載のレンズは MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D です。オートフォーカスのフィルムカメラの時代に主に廉価版のボディーと共に売られていた標準ズームレンズです。

 こんな感じに望遠ズームと組み合わせて売られる事もありました。そして、しばらくするとレンズ交換が面倒になりボディーがもう一台と言う事になります。また、多少腕が上がってくると TAMRON AF ASPHERICAL XR Di LD IF 28-300mm 1:3.5-6.3 MACRO A06 でご紹介した高倍率のズームを手に入れたりしました。

 最短撮影距離が0.4mと広角側では一寸さみしい感じですね。逆に望遠側では寄れる方だとおもいます。距離指標も付いていない本当に廉価版のレンズです。

 50mmに設定した状態が一番コンパクトで、望遠端で最近接まで伸ばした状態が全長が一番長くなります。このレンズもご縁があって暫く我が家に滞在する事になったのでテスト撮影をしてみました。 

MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D (1)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D を取り付けて広角端28mmで一般的な撮影をした結果です。絞り値は開放のF3.5、F4、F5.6、F8の順になります。周辺減光等も殆ど気になりませんし、一寸絞れば十分な解像度もあります。案外使えるレンズですね。

 

 

MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D (2)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D を取り付けて焦点距離を50mmに設定して一般的な撮影をした結果です。絞り値は開放のF5、F5.6、F8の順になります。フィルムカメラ時代の安価なダブルズームの片割れですが、案外良く写りますね。もちろん、絞れる条件なら絞り込んでやる方が結果は良くなりますが。

 

 

MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D (3)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D を取り付けて望遠端80mmに設定して一般的な撮影をした結果です。絞り値は開放のF5.6、F8、F11の順になります。他の焦点距離と可能なら出来るだけ絞り込んで使った方がよいのは同様ですが、テスト結果は案外良好です。開放F値が暗いのはこの手のレンズでは致し方が無い事ですね。

 

 

 

MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D (4)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D を取り付けて広角端28mmで最近接の撮影をした結果です。絞り値は開放のF3.5、F4、F5.6、F8の順になります。開放では背景がざわついてしましますね。二線ボケの傾向もあります。いずれも絞り込んでいくにしたがって解消していきますので、可能なら出来るだけ絞り込んで使ってやると良いと思います。また、最近接の距離が長いのでクローズアップレンズがあると便利だと思います。

 

 

MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D (5)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D を取り付けて焦点距離を50mmに設定して最近接の撮影をした結果です。絞り値は開放のF5、F5.6、F8の順になります。二線ボケの傾向は広角側より更に強くなりますので、出来るだけ絞って使いましょう。でも、始めから二線ボケが目立たないような背景を選んでやった方が更に良い結果が出ると思います。

 

 

MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D (6)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 D を取り付けて焦点距離を望遠端80mmに設定して最近接の撮影をした結果です。絞り値は開放のF5.6、F8、F11の順になります。最短撮影距離は0.4mなので80mとしてはかなり寄れますね。解像感はあるのですが、二線ボケ傾向が更に強くなるので背景選びは難しいですが、慎重に確認してやれば良い結果につながると思います。

 

 


MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D

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  今日掲載のレンズは MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D です。

 以前も掲載していますが、こんな感じで初心者向けのお買い得なダブルズームキットとして売られる事が多かったレンズです。キットの場合はボディーは一台でしたけれど。家族写真の場合は殆どの場合は標準ズームの28-80mmで間に合ってしまいますが、運動会等ではこのレンズに交換して活躍しました。また、写真撮影が趣味になった場合は、レンズ交換が面倒になり結局もう一台ボディを買い増してしまいます。

 初期の頃のダブルーズームは80-200との組み合わせでしたが、その後望遠端が300mmまで伸びた様子です。広角端ではコンパクトですが、最短撮影距離の1.5mは長過ぎます。

 望遠端ではかなり長くなりますね。

 望遠端で最短距離まで寄ると更に長くなりますが、最短撮影距離は1.5mのままなのでかなり寄れる事になります。レンズにZOOMと書かれているのも伊達ではありません。

MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D (1)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D を取り付けて広角端75mmで一般的な撮影をした結果です。絞り値は開放のF4.5、F5.6、F8の順になります。開放F値に無理が無いせいか開放から殆ど問題ない描写です。強いて言えば、ハイライトの周辺にパープルフリンジが出てしまう事(二組目の写真中心部分)が問題ですかね。それもある程度絞り込めば抑える事が可能です。

 

 

MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D (2)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D を取り付けて焦点距離を135mmに設定して一般的な撮影をした結果です。絞り値は開放のF5.6、F8、F11の順になります。広角端開放で出ていたパープルフリンジもこの焦点距離では殆ど目立たなくなり良い感じですね。開放では極僅かの樽型歪がありましたが、こんどは僅かの鞍型歪に変わっています。ですがその歪もそれほど気にはなりません。

 

 

MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D (3)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D を取り付けて望遠端300mmに設定して一般的な撮影をした結果です。絞り値は開放のF5.6、F8、F11の順になります。開放でのパープルフリンジが復活してしましましたが、絞り込んでやれば消えてゆきます。また、極僅かに鞍型歪がありますが、あまり気にはならないと思います。また、気になる人はこの位の歪なら画像処理ソフトで簡単に補正出来てしまいますね。

 

 

MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D (4)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D を取り付けて広角端75mmで最近接の撮影をした結果です。絞り値は開放のF4.5、F5.6、F8の順になります。この焦点距離としてはあまり寄れるレンズとは言えませんし、F値が暗いのでボケも小さ目ですが、それ以外は特に大きな問題は無さそうに感じます。

 

 

MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D (5)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D を取り付けて焦点距離を135mmに設定して最近接の撮影をした結果です。絞り値は開放のF5.6、F8、F11の順になります。寄れることに越した事はありませんが、この焦点距離で最近接が1.5mだと多少不満が残る程度だと思います。

 

 

MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D (6)

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 SONY α99に MINOLTA AF ZOON 75-300mm 1:4.5(32)-5.6 D を取り付けて焦点距離を望遠端300mmに設定して最近接の撮影をした結果です。絞り値は開放のF5.6、F8、F11の順になります。300mmでの最短撮影距離1.5mのマクロ撮影は結構きついですね。手振れの方は本体の手振れ補正である程度は補えるのですが、屋外では一寸でも風があると被写体ぶれが半端ではありません。また手振れ補正は前後方向は補正してくれませんのでピントの位置のずれも結構あります。300mmだけは作例の数を一寸だけ増やしてピントのずれやブレの影響が出ているのを補っています。

 

 

 


CANON LENS FL 50mm 1:1.8

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   今日掲載のレンズは CANON LENS FL 50mm 1:1.8 です。キャノンの一眼レフ用レンズのマウント規格は、R、FL、FD、NewFDと進化しました。その後完全電子化したEFに変わりますが、それまでのマウントとの互換性が全くなかったので当時は評判が良くなかった様子です。ニコンの場合は良い悪いは別として、多少の問題はありますが、今まで一貫してニコンFマウントとして同一の規格、規格の拡張でその時代の最新技術、電子化等に対応していますね。ミノルタ、ペンタックス、オリンパス等もキャノンと同様にマウントの規格をガラッと変えてしまいました。オリンパスとペンタックスはかろうじて専用のアダプターで旧マウントとの互換性はなんとか維持できている様子ですが。

 

  古い規格のレンズですが、このレンズの場合、絞りリングがレンズの先端にあるので根元にあるタイプよりは操作はやり易いと思います。

 

 最短撮影距離は0.6m弱とあまり寄れませんね。古い廉価版のレンズなので仕方がないと思います。

CANON LENS FL 50mm 1:1.8 (1)

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 SONY α7に CANON LENS FL 50mm 1:1.8 を取り付けて一般的な撮影をした結果です。絞り値は開放のF1.8、F2.8、F4、F8の順になります。目立つような絵柄を選んでいますが、流石に開放では周辺減光が目立ちますね。一寸絞るだけでも改善はされますが、出来ればF4位までは絞り込んで使ってやらないと。六枚の絞り羽で絞り込んでいくと確りとした六角形になります。9枚目にはF8での絞りの形の影響が分かる画像も入れておきました。

 

 

CANON LENS FL 50mm 1:1.8 (2)

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 SONY α7に CANON LENS FL 50mm 1:1.8 を取り付けて一般的な撮影をした結果です。絞り値は開放のF1.8、F2.8、F4、F8の順になります。キヤノンの一眼レフ用マニュアルフォーカスレンズはNewFD以外はロック機構を持っていません。他の種類のマウント形式ではマウント面が擦り合わされ摩耗してフランジバックが狂ってしまう様な現象が見られるものもありましたが、キヤノンが採用したスピゴットタイプのマウントはマウント面が密着するだけで擦れないので精度が高く維持できるのが特徴です。しかし、スピゴットマウントの締め付け部分は長い間には摩耗してしまうので、古いレンズの場合は油断していると緩んで仕舞う事があります。撮影中にレンズがポロッっと、なんて事にならない様に注意していないと。

 

CANON LENS FL 50mm 1:1.8 (3)

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 SONY α7に CANON LENS FL 50mm 1:1.8 を取り付けて一般的な撮影をした結果です。絞り値は開放のF1.8、F2.8、F4、F8の順になります。六枚の絞り羽を持つこのレンズはキヤノンカメラミュージアムによると1964年に発売されました。1971年に発売されたこのレンズの後継機種のFDタイプは同様の六枚です。ですが、1979年に発売されたNewFDタイプでは五枚に退化しています。コスト削減の影響なんでしょうか。ですが、六枚絞りですと点光源等で出る光芒は六本しか出ませんが五枚絞りですと十本に増えます。一寸した違いが大きな違いになりますね。こういう事が分かるとNewFDの方も欲しくなって、更にレンズが増えて行きます。

http://www.canon.com/c-museum/ja/product/fl102.html

 

 

CANON LENS FL 50mm 1:1.8 (4)

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 SONY α7に CANON LENS FL 50mm 1:1.8 を取り付けて最近接で撮影をした結果です。絞り値は開放のF1.8、F2.8、F4、F8の順になります。ただの当時のメーカー純正廉価版のレンズだと思っていたのですが、レンズ名で検索をしてみたら一寸面白い話を見つけました。このレンズは以前 変な写りをすると言う でご紹介したHELIOS-44-2 2/58 と関係があるみたいなんです。どうもぐるぐるボケを起こしやすいレンズみたいですね。一枚目は多少そんな感じがしないでもありませんが、今回のテストでははっきりとは発生しませんでした。また、HELIOSのテストをした時にはAPS-Cだったので周辺部が写らずぐるぐるボケは目立たなかった様子です。HELIOSの方も今度はフルサイズでテストしてみないと。

 

 

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