今日ご紹介するレンズは FE 2.8/100 STF OSS GM です。発売されたばかりのレンズなので、またSTFは有名なレンズなので、SONY、STF、100、135、minolta等を組み合わせて検索をすれば、STFの原理の説明や作例等は沢山出てきますので、その辺は一寸手抜きして。ニコンのDCレンズ等も同じですが、ボケが美しくなるように開発されたレンズです。ですが、発売当初はボケが汚いと酷評されていたレンズが数十年を経て見直され中古の値段が上がったり、復刻されたりする例もありますので、美しいと言う基準は色々と難しいですね。
絞り値がF値では無くT値で表示されているのが外見の特徴ですね。フォーカスリミッタが付いていてAFの範囲が一般と近接の二種類が選べます。最近接ではαAマウントのSTF 135mmと同様の0.25倍になります。ハーフマクロなんて呼び方があるので、さしずめクヲーターマクロでしょうか。
レンズに向かって右側には手振れ補正の切り替えやAFの切り替え、フォーカスロックのボタン等があります。なんといってもGマスタレンズの証である赤字のGのマークが特徴的ですね。
αAマウントのSTF 135mmを隣に置いてみました。焦点距離は100mmと短いのですが、ミラーレス用に成ってマウント部分が伸びたり、AFや手振れ補正機構が組み込まれたりして便利になった影響で135mmより大型化しています。
ほぼ同じ焦点距離のNikkor 105/2 DCと並べてみましたが、F値が2.8と小さいのに大きさは殆ど変りませんね。
前玉の大きさも殆ど変りません。
殆ど同じF値のNikkor 105/2.5と比べると前玉が大きいのが分かります。
開放F値は2.8、開放T値は5.6、ExifにはT値をF値として記録します。開放F値2.8、T値5.6での被写界深度はほぼF4相当と色々と表示がややこしいレンズですが、Exifに記録される値を基準にして作例を公開して行きます。
ちなみにSTFと言えばソニー(ミノルタ)だったのですが、特許が切れたのでしょうか、
最近では フジノンレンズ XF 56 F1.2 R APDや
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujinon_lens_xf56mmf12_r_apd/
中国のLaowa 105mm f/2 (t/3.2) Smooth Trans Focus Lens – ‘the Bokeh Dreamer’
http://www.venuslens.net/laowa-105mm-f2-smooth-trans-focus-stf-lens/
https://news.mapcamera.com/KASYAPA.php?itemid=29865
等が発売されて、他のマウントでもSTFのボケ味を楽しめる様に成ってきましたね。
以前の様にソニー(ミノルタ)のSTFを他マウントに改造したりとか、しなくても良くなりました。