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NIKKOR-QC 1:3.5 135mm

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 α7に取り付けられている今日掲載のレンズは NIKKOR-QC 1:3.5 135mm LL(Leica L39)マウントのレンズです。F値が3.5と低いために細身のレンズなんですがガラスと金属の塊といった感じで582gもあります。12枚の絞り羽で絞り込んでもほぼ真円と言ってよい状態を保ちます。

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 最短の撮影距離が5feet弱、約150cmなのであまり寄ることはできません。レンジファインダーライカ用のレンズは皆そうですね。最近ではヘリコイド付のアダプターも発売されているのでこの弱点もあまり気になりませんが、まだ一寸高価なのが難点です。取り敢えずはLLの接写リングを持っているのでこれでごまかそうと思っています。


NIKKOR-QC 1:3.5 135mm (1)

 α7にNIKKOR-QC 1:3.5 135mmを取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。開放でもそこそこの解像感があり良い感じです。残念ながら開放ではコントラストが一寸低めになってしまう様子です。それが原因なのか色も一寸変な感じがしますが、ホワイトバランスをオートで設定している事が原因なのかも知れません。たぶんのこのレンズが設計された時代にはまだカラーに付いてまでは考慮されていなかったのではないでしょうか。

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NIKKOR-QC 1:3.5 135mm (2)

 α7にNIKKOR-QC 1:3.5 135mmを取り付けてF8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。絞り込むと解像感も上がりコントラストも付きました。一枚目の写真もホワイトバランスが多少良くなったような気がします。一画面の中に太陽光の直射(ガラスに写り込んだ部分)と日陰、さらに電球色まで写り込んでいるのでカメラだってどこに合わせようかと混乱して当たり前ですね。本格的に仕上げようと思ったらRAWで撮影して部分毎に地道に色温度を合わせていくしかありません。

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NIKKOR-QC 1:3.5 135mm (3)

 α7にNIKKOR-QC 1:3.5 135mmを取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。135mmだとレンジファインダーでピントを合わせられる限界ですし、最短撮影距離が150cmと長いのであまり寄ることもできません。またこのレンズは直進ヘリコイドではないのでピントを合わせると前玉が回ってしまいますのでPLフィルタ等を使うときは非常に不便です。しかも、絞りが前玉に付いてるので絞り指標も含めて回ってしまいますので、絞り値の確認も面倒です。レンジファインダー用レンズを最新のミラーレスで使うのは利点よりも欠点の方が多いですね。でも、ボケの崩れ方はそれ程悪くはないですし、手元にある人は一度使ってみる事をお勧めします。
 レンズの話とは直接関係ありませんが、四枚目の写真の上部が暗くなっているのは、α7で電子先幕を使う設定にしている事が原因で起こっている現象です。高速シャッターを多用する人は、電子先幕を使わない設定にした方が良いと思います。

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NIKKOR-QC 1:3.5 135mm (4)

 α7にNIKKOR-QC 1:3.5 135mmを取り付けてF8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。最近接でも絞り込んでやるとコントラストも上がって良い感じになります。あまり寄れないレンズですが接写リングを使ってもう少し寄ってみたい気がするレンズです。実は一枚目の写真ですが、縮小してしまうと分からないのですが等倍で見ると微妙にピンボケなんです。多分A3ノビ程度に伸ばしても分からない程度だと思いますし多少の画像処理で全く分からなく成るとは思いますが、高画素な機種ではピントやブレには今まで以上に注意を払わないといけないですね。

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MC JUPITER-9 2/85

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 今日掲載のレンズ、Pentax SVに取り付けられているのは MC JUPITER-9 2/85 です。以前 露西亜のレンズは恐露西亜 でご紹介しているレンズと基本的には同じものだと思いますがこのレンズのマウントはM42になります。ジュピターとかユピテルとか英語基準で日本語的に発音するかドイツ語?ロシア語?基準で発音するかで全く違った感じがしますね。巷ではCarl ZeissのSoonarのパチモンみたいに言われてますけど、一応ロシアで改良をしたらしいんです。でも何と言っても恐露西亜での改良ですので本当に良くなっているかどうかは疑問です。外観もチープで一部塗装が剥げかかっていたりと、物好きじゃなければこんなレンズには手を出しません。でも85mmと言う焦点距離が他の会社のレンズよりは安価に手に入るので一度試して見ても良いとおもいます。

 

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 以前は安値でゴロゴロしていた様子ですが、このレンズ、一応露西亜レンズが良く撮れると言う事を世の中に知らしめた走りのレンズの様子で、クラッシックカメラブーム以降かなり値上がりしています。しかも、露西亜レンズは十本買って一番良い物を残して残りは処分しろとか言われる位に製品のバラつきが大きいですし。さて、この手に入れたレンズの性能はどんなもんでしょうかね。

 今までも色々とレンズを試していますが、日本製の新品でさえも個体差で性能のバラつきがあります。まして、どんな人がどんな風に使ってきたのか分からない中古を手に入れてのテストがほとんどですので、このブログで記載されている事はあくまで私の手持ちのレンズに付いてだけだと考えて下さい。日本製品なら同じ結果が得られることも多いと思いますが、ロシア製の古レンズですので、誰かが10本買ってテストして、手放した9本の方かも知れません。

MC JUPITER-9 2/85 (1)

 α99にMC JUPITER-9 2/85を取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。手持ちのアダプターの精度が良くないのか、それとも外れ玉にあたったのかα99でもα7でも無限遠がきちっと出ません。SVに取り付けると一応は無限遠が出ているようには見えるんですが、EVFでのピント制度には遠く及びませんので。
 開放で使うと多少の色収差が見られます。その影響もあるのか全体に優しい描写ですね。フレアーの影響もあると思います。それでも流石にZeissの血を引くレンズですので前後のボケ等は嫌みが無く素直で好ましいと思います。一寸気になる点は、単焦点レンズとしては歪の補正が完全ではない様子で、糸巻形の歪が僅かに残っている様子です。

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MC JUPITER-9 2/85 (2)

 α99にMC JUPITER-9 2/85を取り付けてF8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。絞り込むと被写界深度も深くなりフレアーも減って解像感も上がりコントラストも付きました。しかし、ここまで絞ってやってもまだ柔らかい感じは残っているように感じます。前後のボケも真円絞りが原因なのか綺麗ですね。この感じ、私は好きですし、ポートレート等には向いていると思うのですが、キレの良い描写が好きな人にはどうなんでしょうか。

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MC JUPITER-9 2/85 (3)

 α99にMC JUPITER-9 2/85を取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。(一枚目だけは最近接ではありませんけれど。)プリセット絞りの設定リングがゆるゆる、逆に絞り込みリングが異常に重く、更に遠景を撮影する時にはピントリングと絞り込みリングが接触してしまいそうな位に近付くので非常に回し難い構造になっています。そんな状態なので油断しているとプリセット絞りの設定リングが回ってしまいます。しかも、クリック位置がいい加減なのでF8なのかF11なのかも分かり辛いんです。見事な恐露西亜クオリティーですね。
 でも、状態の良いレンズを探して手に入れたくなるような魅力を持った独特の描写だと思います。柔らかいけど確りと芯が有るのは微妙なフレアーが原因でしょう。開放だと一寸コントラストが低いですが、光が十分回っていれば問題は無さそうですね。

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MC JUPITER-9 2/85 (4)

 α99にMC JUPITER-9 2/85を取り付けてF8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。(一枚目だけは最近接ではありません。)遠景同様に最近接でも絞り込んでやると解像感やコントラストが上がって良い感じになります。四枚目の写真の様に絞り込んでも点光源のボケが汚くなりません。流石絞り羽の多い真円絞りです。
 操作系、絞りリングや絞りの設定リング等の状態の良い物が欲しいんですが、今度は描写自体が変わってしまう可能性もあります。製品のバラつきの大きなレンズの弱点ですね。最近は5本とか10本とか簡単にまとめて買える値段でもなくなってしまいましたし。

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マウスの入手で一苦労

 一月の二十七日だったか八日だったか、以前から調子の悪かったマウスがついに壊れてしまったので、いつも利用している量販店のネット通販を物色しました。安いのは良いのだけれどこの色在庫が少ないから大丈夫かな、と思いながらもポチッとして注文完了。後は何時もどおりなら、明日か遅くても明後日には届くだろうと思って待っていたら、なかなか発送完了のメールが届きません。で、結局在庫が無いとの事でキャンセルのメールが。ここがケチの付き始めになって仕舞いました。
 無い物はしょうがないので、再度ネット通販を物色してこの色なら在庫も十分あるからと再注文。無事二日後に到着しました。そこで早速パソコンにつなげて見るとうまく動作しません。色々とやってみた結果、結局初期不良だった様子です。そこで、さあ困った。初期不良の場合の対応方法が分かりません。ネット通販のページをあちこち探し回ったんですが、問い合わせ方法が全く分かりません。ページの一番上に書いてある自分の名前にカーソルを合わせるとメニューが現れてその中に問い合わせ用のホームが有ると分かるまでに、結局丸一日を費やして仕舞いました。早速そこから問い合わせのメールを出したんですが、今度は待てど暮らせど返事がきません。問い合わせに記入するメールアドレスが、@の前と後ろを別々に入力するように成っていて、入力間違えを避ける様な工夫がされているんですが、いつもはコピペで済ませて仕舞う私の様な人間には、手動で入力した方が反って間違えを起こし易いのでで、逆効果になって仕舞ったようすです。他の量販店での入力方法では、メールアドレスを繰り返し入力させて間違いを減らす工夫をしている所もあって、そういう所では大抵はコピペで済ませれば間違えは起きないんですが、今回の様な分割して入力させるような方法では、私の様な人間には間違いを起こさせない様な入力方法が反って間違いを誘発させた様子です。
 そんな訳であまりに答えが来ないので再度慎重に各項目を入力して確りと確認してから送信、次の日に漸く返事が届いて対応の仕方が分かりました。ここまででかなりの時間を浪費してしまいました。
 初期不良の対応には二種類あって、1)返品して注文はキャンセル品物の代金は返金と2)返品交換のどちらかを選べました。ここで選択を間違えて返品交換を頼んでしまったんですね。通販の返品窓口へ送付したのは良いのですが、待てど暮らせど交換品が送られてこない。ネット通販のページで確認しても、十分に在庫が有るにも関わらずに。更に電話で問い合わせをしても「返品交換品はどうなっているか分からないし調べる事も出来無い。返送されるまで待ってください。」との事、ただただイライラしながら待つしかありません。返品してキャンセル返金選んで、同時にネット通販で同じ物を再注文しておけば一日か二日で手に入ったんですが選択が間違っていたので結局交換品が手元に届くのに一週間以上もかかってしまいました。

 マウス一個の入手のために、ネット通販のシステムと格闘すること二週間以上、正直疲れました。近くの量販店で買った方が早かったですね。夜中に注文出来たり、家に居なくても受け取れたりと、ネット通販は便利ですが、一度トラブルとその解決に莫大な労力が必要だと、今回痛感した次第で有ります。

古レンズ用ボディーとしてのα7の使い勝手

 ニコンがメイン機種なので古レンズ遊びはニコンマウントへの改造から始めたのですが、その後M42用にペンタックスを手に入れました。更にフルサイズのD3で使うためにNFマウントに改造するかどうかを悩んでいた時代があり、4/3やミラーレスのM4/3では各種のアダプターで古レンズを使う事が出来るようになりましたがオリジナルのレンズの半分の画角に成って仕舞うのはあまりにも切ないので見送っていたら、NEXが発売されてAPS-Cの画角で我慢さえすればマウントアダプターで各種の古レンズを簡単に楽しめるようになりました。その後のミラーレスはフジのXマウントやEOS-M等色々と種類が増えてきました。その集大成として出てきたのがフルサイズEマウントのα7と言う訳ですね。そして、発売当日に手に入れたα7を今まで古レンズ用に使ってきた訳ですが、ここいら辺りで使い勝手をまとめてみようと思います。

 比較的小柄な手の大きさなのでα7の大きさ私にはピッタリです。ほとんどの操作系のメカパーツ、ボタンやホイール類には全く違和感がありません。ただし、ニコンF2の時代から慣れ親しんでいるとはいえ、レリーズボタンの位置だけは一寸だけ違和感があります。軍艦部のあの位置はどうしてもネックストラップやそれ用の三角環と干渉してしまって使いよい訳ではありません。特にデジタル時代になってからはシャッターボタンがグリップ上に移動した機種が多く、あの位置だと周りに干渉するものが無いし押し込む角度もブレを少なくしてくれるので理想的だと思います。操作系の唯一の不満点ですね、α7のレリーズボタンの位置に関しては。

 操作系のソフトの問題に関しては、ユーザーインターフェースは好みの問題もあるので何とも言えませんが、α99系の様なメニュー方式で特に使いにくいとは思いません。独自の設定を2パターン記憶させてすぐ呼び出せるのが良いですね。

 実際の撮影作業に関しては、重大な欠点があります。古レンズ遊びと言っても古レンズの描写が必要だから使って居る訳で、面倒な操作をしたい訳ではないんですね。もちろん私の場合はですが。古レンズ遊びの好きな人には面倒な操作も楽しみの内と言う人もいますし、それはそれで良いとは思います。何が重大な欠点なのかと言うと、出来るだけ面倒な作業はカメラに任せて作画に集中したいと思うと、各種機能をオートで使います。私の場合、古レンズはAモードにしてシャッタースピードをオートで使います。更にISO感度の制御もオートにします。この設定でニコンの場合はよほど極端な場合を除き絞り環を操作するだけでほぼ一日中お気楽極楽モードで撮影が出来てしまいます。ところがα7ではこの設定ではお気楽極楽モードでは撮影出来ない場合が生じてしまいます。ニコンの場合はISOオートに設定した場合、ISO感度が上昇し始める下限のSS設定が出来るんです。ですから、オートの場合設定したSSまでは低いISO感度で撮影出来ていて、SSが下限を超えそうになると今度はISO感度が上がってSSが低下しないようにしてくれます。怠け者には非常に便利な機能なんです。
 ところがα7には、α99でもそうなんですが、この下限SS設定が無いんです。装着したレンズに応じてカメラが勝手に判断して設定してくれます。ニコンでも基本は同じです。ですから専用レンズを使う限りは問題ありません。しかし、古レンズを装着した場合はカメラ側ではどんなレンズが装着されているか分からないんですね。そこで自動的に1/60に下限SSを設定してしまいます。ですから、焦点距離約60mm以下のレンズを装着して使っている時は問題は無いのですが、私の様に中望遠好き、75〜200mmがメインの人間にとっては下限SSが低すぎるんです。そこでα7で古レンズを使うときにはAモードでSSを見ながらISO感度を手動調整しないと手振れを起こしてしまいます。もちろんSモードでISOオートで使えばSSが低くなりすぎて手振れすることは防げるんですがISOオートでの調整範囲が狭すぎたり、古レンズを装着した時のα7のSモードの調光精度がよくなかったりと、実際には使えません。Sモードは本来なら絞りで露出の調整をするので、その機能が動作しなのですから、精度が悪くても文句は言えませんけれど。
 古レンズのテストでは最大で明るいF1.2からF8まで5段階以上も明るさが変わりますのでISOを調整しないといけないのですが、実際の作品作りのための古レンズでの撮影では一シーンの撮影でそこまで明るさを変化させることは殆ど無いので、極端に不便と言う事は無いのですが、私にとってのα7の最大の欠点だと思います。

 と言ったような訳で、ISOオート時の下限SS設定が出来ないのでニコンを使った時ほどお気楽極楽での撮影にはなりませんが、ピント合わせの精度や大きさ重さ等利点も大きいのでα7を導入した事は正解だったと思っています。

追記
 お気楽極楽撮影をしたい古レンズの中望遠好きにはこの下限SS設定は必須項目なのでAPS-CなんですがフジのX-E2やX-T1の導入も一寸考えています。Speed Boosterに代表されるFocal ReducerもKiponが参入したりと色々と種類が増えています。現在NEXでやっているように今後はフルサイズには拘らずにAPS-C+Focal Reducerも一つの選択肢になってくると思います。

久しぶりにニコンで古レンズをテストして見ると

 D3を引っ張りだして古レンズを取り付けてテスト撮影をしてみました。最近テスト撮影はNEXやα7、α99のソニー機ばかり使っていましたので。これが何とも軽快なんですね。もちろん40年以上も使い慣れたニコンだと言う事も有るんですが、作画に集中出来るんです。古レイズと一口に言っても機構には色々と有るので一概には言えませんが下記がD3で古レンズをテストする時の手順です。

0) 事前に焦点距離と開放F値を(場合によってはテストするF値すべてを)カメラに登録します。

カメラはAモード、ISO感度はオートに設定します。
1) 実際の撮影では、設定したF値を明るい方から撮影していきます。
2) 開放での撮影が終わったら絞り込んで撮影、Exifに情報を残さなければこれで御仕舞。
2)’ Exifに情報を残したかったら、レンズにもよりますが、絞り込んだF値と同じ値を事前に登録した値にファンクションキーとダイヤルを使ってボディーに設定するか、手作りのAi連動環でカメラにF値を伝達してから撮影。

NEXやα7、α99の場合

0) 事前に特殊な設定は必要ないので、

カメラはAモード、ISO感度は固定に設定します。
1) まず開放でSSを気にしながら必要に応じてISO感度を調整して撮影。
2) 絞り込んでSSを気にしながら殆どの場合ISO感度を調整して撮影。

結局このISO感度の調整が面倒だったんですね。

 NEXやα7、α99の場合は絞り込んだ状態から撮影してやれば、最初のISO感度調整だけで済ませる事も可能なんですが、そうすると絞り開放の撮影では必要ない高ISO感度で撮影することに成ってしまいます。ソニーのカメラではISO感度オートは、古レンズの望遠系では全く使い物になりません。もちろん専用のレンズを使えば  殆どの場合  問題は有りませんが。

 当然ですが、ニコンの場合はEVFではありませんので絞り込むとファインダーが暗くなってしまいます。でもF8程度ならテストをする一般的な明るさ十分ピントを合わせる事が出来ます。(本当は最近は一寸怪しくなってきていますが。)

 フランジバックの関係でニコンでテスト出来るレンズは限られてしまいますが、ストレスが溜まらないニコンでのテスト撮影を復活させようかと思っています。

ロジクールのマウスが動かなくなったでござるよの巻き

  マウスの入手で一苦労 で、取り上げたしたマウスなんですが順調に動いていたんです。数日前までは。ですが、一寸した事で問題発生。と言うのは、他の部屋で使っているパソコンでも使おうと考えた事が原因なんです。他の部屋のパソコンにはすでにロジクールの無線キーボードが取り付けられています。実は購入したマウスもロジクールの無線対応マウスなんです。手っ取り早いのはマウス用の無線の受信機を他の部屋のパソコンのUSB端子に刺してやれば良いのですが、すでにキーボード用の無線受信機がUSB端子に刺さっていてこれ以上USB端子をふさぎたくなかったんです。そこでロジクールの優れものユニファイイング機能を思い出して早速実行。ユニファイインフ機能を使うと一つの受信機に最大六個までの無線周辺機器を接続できる様になります。ホームページからソフトをダウンロード、インストールしてマウスを登録、無線のキーボードとマウスが一つの受信機で接続出来て一件落着となりました。
 ここまで良かったんですが、ユニファイイング機器を使う場合、一度別の受信機に接続してしまうと他の受信機ではそのままでは使えなく成ります。ですので、こんどは元のパソコンで使うにはそれに刺してある受信機の方にマウスを再登録しなければなりません。そこでユニファイイング用のソフトを起動するとなぜか受信機を認識してくれません。なんかおかしい。他の部屋のパソコンに付いている受信機を引っこ抜いてこちらに差し替えると問題無く認識してくれます。どうも分からん。また壊れたのか、またあの面倒な交換作業をしなくてはいけないのか。
 そこでロジクールのページをあちこちと調べて見ると、はっきりとは書いてないんですが、どうもユニファイイングに対応している機種と対応していない機種が有る様子なんです。キーボードの方はユニファイイング対応機種でマウスは非対応らしいんですね。それじゃあ、非対応のはずのマウスが何故ユニファイインフソフトでキーボード用の受信機に登録出来たんでしょうか。それは、手に入れたマウスのキットが、受信機は未対応、マウス本体は対応していたと言う事なんですね。ユニファイイング対応のマークがマウスの本体裏に付いていました。
 ここで漸く謎は解けたんですが、元々マウスに付属していた受信機はユニファイイングには未対応。と、言う事はマウス本体を一度他の受信機に登録してしまうと元の受信機に再登録する事は出来ないんです。受信機だけが宙に浮いた状態で、ガックシ。

 結局今回購入したマウスは他の部屋で無線キーボードと一緒に使う事にして、別途もう一つ無線マウスを購入することに成ってしまいました。しかし、なぜ受信機だけユニファイイング機能に対応させなかったんでしょうか。コストダウンなんでしょうか。それならなぜ、マウスは対応しているんでしょうか。マウスの方も対応させなければ、コストダウンにもなるし、他のユニファイイング受信機に登録出来ないので受信機とマウスの一対一の関係も崩れる事が無くて、こんなトラブルも起こらなかったのに。不思議な仕様ですね。

MC SONNAR 3.5/135 CARL ZEISS JENA DDR

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 今日掲載のレンズ、α7に取り付けられているのはMC SONNAR 3.5/135 CARL ZEISS JENA DDRです。赤ゾナーとか赤文字ゾナーとか言われているレンズですね。長い間コーティングの色が反射で赤く見えるから赤ゾナーだと思っていたのですが、あだ名の由来は文字の方だったのですね。Jena S 1:4 f=135 でご紹介したレンズの改良版だと思います。F値も一寸だけ明るくなっていますね。

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 外見も現代風に垢抜けた感じがしますが、他社のレンズとの見かけの差もなくなって仕舞って個性が無くなってしまった感じがします。一応フードが組み込みなんですが、この手のレンズの組み込みフードは申し訳程度なので別途確りしたフードが必要に成ります。今回は物は試しと組み込みフードだけで撮影して見ました。


MC SONNAR 3.5/135 CARL ZEISS JENA DDR (1)

 α7やα99にMC SONNAR 3.5/135 CARL ZEISS JENA DDRを取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。開放からそれなりの解像感がありますが、基本的には柔らかい感じでしょうか。135mmと言う焦点距離もありますが立体感があり確りした色のりも好ましいと思います。それ程酷い逆光ではないんですが、なにか分からないゴーストがα7で出てしまいました。α99では問題無かったですし、α7でも必ず出るわけではないので、今後の要検討事項です。古いレンズですので確りとハレキリをしてあげるのが基本的な使いかだと思います。

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MC SONNAR 3.5/135 CARL ZEISS JENA DDR (2)

 α7やα99にMC SONNAR 3.5/135 CARL ZEISS JENA DDRを取り付けてF8まで絞り込んで遠景から中景、近景を撮影した結果です。立体感を保ったまま解像感も上がってきてコントラストも更に上がって来た様に感じます。α7との相性の悪さが気になりますね。一部にはマウント部分のタワミや光漏れの話もありますのでアダプターとの相性等詳細に確認をして見る必要がありそうです。

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MC SONNAR 3.5/135 CARL ZEISS JENA DDR (3)

 昨日一寸触れましたがα7でゴースト?が出る問題について一寸調べてみました。ネット上にはα7系でのマウントのタワミや光漏れの話もあるので一寸心配ですね。手持ちのα7にはそういう問題は見つかりませんでした。一先ず安心です。次はアダプターとの相性の問題ですね。これは手持ちのアダプターの内側を調べてみたら、確りと無反射処理が施されている物とそうでは無い物が有ることが分かりました。M42用はPixcoの物なんですが一応黒く塗装はされているんですが艶消しではないためにレンズを通して入ってきた光が見事に反射してしまいます。NEX用のPixcoのアダプターはエキザクタ用の物も持っていますがこれも同じような塗装なので画質に影響しそうです。Pixcoのアダプターは他にもデッケル→αAマウントのアダプターの時も無限遠が出ていない、デッケル→αEマウントでフレアーカッターが大きすぎてフルサイズに対応して居ない、両アダプターとも絞りの位置がおかしかったり2.0より明るい絞りに対応していない等の問題が有りました。お手頃価格なのは良いのですがその分問題も多そうです。手持ちのアダプターの中には何処の会社の物か分からないアダプターでもPixcoのアダプターと同じ塗装の物もあったのでPixcoだけではなくお手頃価格の他社のアダプターでも同じ症状を起こす物が有りそうです。
 応急処置としては、黒のパーマセルを貼ったり無反射の布を貼ったりする方法がありますが、ここは確りと対応したいので、すでに手に入れてある艶消し黒の塗装をして見ようと思います。国産の高級な、高価な物を購入すれば問題は無いのでしょうけれど、こういう工作もカメラ弄りの楽しみの一つだと考えて、週末にでも作業をしないと。

 もう一つ、PixcoのM42マウントアダプターの問題点を。このアダプターはピン押しタイプといって、マニュアルとオートの切り替えのないレンズでも絞り込みピンが押される様になっていて、便利に使えます。しかし、このピンを押す部分とレンズ後端が干渉してしまうレンズが有る様子で、残念ながら手持ちの中の数本のレンズでは無限遠が出ませんでした。ピン押しではないタイプのアダプターも売られているのでそちらを探すか、ピン押しタイプでも干渉しない物を探さないといけない様子です。

 一昨日と昨日に掲載した作例の三〜五枚目、今日掲載の四枚目と五枚目は問題のあるアダプターでの撮影ですのでその分を差し引いて見て下さい。

 α7やα99にMC SONNAR 3.5/135 CARL ZEISS JENA DDRを取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。最近接が1m弱とほぼ一般的な最近接の距離ですが、それでも使い勝手としてはそれ程寄れないレンズです。寄れないと感じるのは普段はマクロレンズを中心に使っている私の習性ですね。描写に付いてはZeissですので開放から色のりも良くピント面の解像感もそれなりにあって良い感じです。好きな描写のレンズなんですが135mmは街撮りには一寸長すぎます。

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MC SONNAR 3.5/135 CARL ZEISS JENA DDR (4)

 アダプターの内面反射によるゴーストを見逃してしまった言い訳を。以前からアイピースカップに拘っているんです。 アイカップに拘る ソニーでもNEX-5NやNEX-6用には大き目なソフトアイピースカップに替えていたります。 FDA-EV1Sに柔らかいアイピースカップを 実はNEXも含めてα99やα7でも更に良い物がないかと色々と探したんですが実は全くないんですね。何故ソニー用のアイピースカップダメかと言うと、カバーしているのが三方向だけ、下方向はがら空きなんです。そのがら空きの下方向からの光がアイピースの光学系で反射してゴーストが出ている様に見えて仕舞うんです。撮影結果を確認してもゴーストは出ていないんですね。今までこの症状で悩まされていたので、今回もまた同じ症状だろうと高を括っていたんですが、実際の画像をみて一寸びっくりした訳です。
 ソニーのカメラは小型軽量で扱い易いんですが、ユーザーインタフェースとしてのソフトとアイピースカップの様なハード部分に結構問題が有ります。何と無くカメラや写真撮影に全く興味が無い人が仕事としてカメラの設計を任せられて、でも頭の良い人なので頭の中だけで一生懸命考えて作ったカメラだと言う感じがします。カメラ好き、写真好きが実際に操作、撮影しながら考えて作った感じがしないんですね。ですから実際の撮影現場では色々と問題が出てしまいます。
 ニコンには色々な種類のアイピースカップが有りますし、それを流用してOM-D E-M5に取り付けています。 アイピースカップに拘ってみました。 最近発売されたフジフィルムのX-T1と言うカメラにはアイピースカップだけで四種類が準備されるそうです。長年プロが使うカメラを作ってきたメーカーらしいと思います。ニコンのアイピースカップをソニーに流用出来ないか色々とやって見たんですが、結局形が違い過ぎて無理でした。ソニーにはミノルタの血が流れている筈なんですが、発売される製品にその血筋が感じられない事が残念ですね。

 α7やα99にMC SONNAR 3.5/135 CARL ZEISS JENA DDR取り付けてF8まで絞り込んで最近接を撮影した結果です。遠景同様に最近接でも絞り込んでやると解像感やコントラストが上がって更に良い感じになります。開放F値が3.5と一寸暗いですがミラーレスでは開放F値が暗くてもピント合わせには困りません。ソニー等の現行品やヤシコンのレンズに比べればかなりお安く手に入りますので開放でのボケが必要ない人にはお勧めの一本です。

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艶消し塗装は難しいので

 なんとか時間が取れたのでアダプターの艶消し塗装に挑戦しました。前回はアクリルパテを盛った上への塗装だったので案外上手く言ったんですが、黒くなっているとはいえ黒光りするような面への塗装は一寸難しいですね。スプレータイプの物にするか、一度黒を塗ってからその上から艶消し機能のある透明なスプレーを塗らないと綺麗には仕上がらない様子です。
 そんな訳で、一個だけ試して見てギブアップ、改めて問題のあるすべてのアダプター内部に反射防止の植毛紙を貼ることにしました。アダプタの内側の形が完全な円柱ではなくすり鉢状に成っていたりと一寸手古摺りましたが取り敢えずはほとんど内面反射の影響な無い位には仕上がりました。

 これで、又明日からテスト撮影が続けられそうです。

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