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Channel: 今日もなんだかちょっとピンぼけ
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Imagon 120mm

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 最近のデジタルカメラではカメラ内で画像処理をすることが可能になり、トイカメラ風や水彩画等色々な効果をかけて撮影することが可能に成ってきました。ソフトフォーカス効果もその中に含まれている事が多いですね。また、撮影後にも画像処理ソフトで意外と簡単にソフトフォーカス化することも出来ます。ですが、実際にソフトフォーカスレンズやソフトフォーカス用のフィルターで撮影した画像と画像処理したソフトフォーカスの画像では雰囲気が違ってきます。ですので未だにソフトフォーカスレンズやフィルターを使って撮影する人もいます。今日掲載のレンズは以前 Rodenstock-Tiefenbildner Imagon H:4.5 f=120mm でご紹介した初期のハッセル用のソフトフォーカスレンズを35mm一眼レフに対応出来るようにアレンジしたレンズです。
 光学系は殆ど同じ様子でヘリコイドが小型化したりTマウント化したりして、取り回しが良く成ったり多機種へ対応したり出来るように成ったりしました。殆ど同じ外観で120mmと150mmが存在する様子です。また鏡筒のデザインが多少違っていて後端部分が外れて他のアダプターが取り付け出来て中判用として使える様なレンズも有る様子です。私の調べられる範囲では、断言出来るような確証が無くて、様子です、程度としか言えません。
 同じレンズが二本あるのは、そういった事を調べられるかなあと思いながら手に入れているので、その結果こうなって仕舞う事もあります。古いソフトフォーカスレンズを手に入れる際に注意しなければならない事は細かい部品が散逸して付属していない事が多いと言う事ですね。特にイマゴンの場合は手前に並んでいるグリッドと呼ばれるソフトフォーカスの度合いを調節する絞りの様な物がすべて揃っているかどうかを確認する必要があります。また、二列目の右側の専用NDフィルターや真ん中の専用フードも取り付けが特殊なので替りに成るものがないので付属しているかどうかが重要なポイントになります。あとは、実用上は無くても問題は有りませんが、純正のキャップや箱、取説やパンフレットも有ると良いと思います。これはイマゴンの様な比較的高価なソフトフォーカスレンズもおもちゃのようなソフトフォーカスレンズでも同じですね。手持ちの幾つかのソフトフォーカスレンズではこの付属品が揃っていない物もあり探し続けています。それでも兎に角使ってみたいので、取り敢えず似たような機能をするものを自作して使っています。
 イマゴンはソフトフォーカスレンズとしては古くからあるレンズで、元々が大判用に作られました。そのレンズを中判に取り付けられるように改造した物も有ります。私が以前見た改造レンズは250mmのイマゴン大判用レンズがペンタックス67で使える様になっていました。今日掲載したレンズやそのうちご紹介する機会もあると思いますが、200mmのレンズを中判(手持ちの物はペンタックス67用)等で使える様にした物等、小型のカメラで使用出来るようなメーカー純正の物もあります。
 ピントの移動等今までの一眼レフや中判カメラでは使いにくかったソフトフォーカスレンズですが、一眼レフのライブビューやミラーレスカメラでは実際に撮影出来る画像でピント合わせが可能になりかなり使いやすくなりました。また、ソニーの中判ミラーレスカメラの噂も有りこれが実現すれば更に用途が広がると思います。
 これから春に向けてソフトフォーカス撮影は楽しいですよ。専用レンズでもカメラ内の画像処理でも構いませんので一度試して見る事をお勧めします。


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