今日掲載のレンズは AUTO MAKINON MC 1:2.8 f=35-105mm です。大口径標準ズームの走りの頃のレンズですね。
マキノンは以前 AUTO MAKINON 1:2.8 f=135mm をご紹介していますが、外見は特に特徴も無い普通のレンズでした。今回ご紹介するレンズは良くも悪しくもマキノンらしい外観をしています。グリーンの文字と特徴的な三本のカラーのラインを見れば一目でマキノンのレンズだと分かります。
開放F値2.8通しのレンズなのでレンズ単体で764gとかなりの重さになります。前玉も大きいですね。
直進ヘリコイドではなく回転ヘリコイドなのでピントを調整すると前玉が回転してしまいます。ですので、花形フードは取り付けられません。最短撮影距離は2.5mと全く寄ることが出来ません。
一応レンズの根元に付いているボタンを押して回転させてやると35mm側では1:5までのマクロ撮影が可能になります。この機能は105mm側では殆ど役に立ちません。