今日掲載の赤いMCのマークが格好良いレンズは MC BIOMETAR 2.8/120 CARL ZEISS JENA DDR です。前回 Carl Zeiss Jena Biometar 2.8/80 をご紹介しましたが、このレンズも同様にペンタコンシックス仕様のレンズです。御縁があってMCの80mmよりも先にMCの120mmが手に入ってしまいました。120mmも80mmと同様に微妙に仕様が異なったバージョンが色々と存在する様子です。
α7に MC BIOMETAR 2.8/120 CARL ZEISS JENA DDR を取り付けて開放で遠景から中景、近景を撮影した結果です。何時もの立体感をチェックする樹も天候が良くなかったにも関わらずかなり良い感じに写っています。古レンズの開放なので解像感はそれほどありませんが柔らかい描写が良い感じですね。二番目の作例の様にマルチコートになっても逆光に強くなった感じはあまりありません。
α7に MC BIOMETAR 2.8/120 CARL ZEISS JENA DDR を取り付けて開放で最近接を撮影した結果です。最短撮影距離は1.3m弱とこのレンズの時代的には一般的な値だと思いますが実用的にはもう少し寄れると良いなあと感じます。解像感は開放では多少柔らかい甘い感じですが前後のボケの崩れ方も素直で全体には良い感じで扱いやすいと思います。四枚目の様に二線ボケに気を使わないといけないのは多かれ少なかれどんなレンズでも同じですね。